1999.09.10
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10日午後に鹿児島へ移動する午前中の練習で、KAZUは、ミニゲームなど約1時間、汗を流した。
ブラジル人のFWパウロ・マギノと2トップを組み、ゴール量産を狙う。
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FWマギノ(京都サンガ)
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報知
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KAZUと組むとやりやすい。
日本語が全然、分からない私でも、コミュニケーションが取れるからね。
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▼KAZU、古巣・ヴェルディ相手に、Jリーグ全16チームからの得点に気合
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9月11日、鴨池でおこなわれる古巣・ヴェルディとの試合。
KAZUが、この試合でゴールを決めると、この試合で得点を挙げると、城(横浜)が以来2人目の、全球団からのゴール奪取の快挙となる。
過労で入院していた恩師・加茂監督も9日の練習からチームに合流、この試合から指揮を執る。
また、右ひざ内側側副じん帯を損傷し、戦列を離れていた20歳のブラジル人FWマギノも9日の紅白戦から復帰、この試合ではKAZUとの2トップを組むことが濃厚。
さらに、会場の鴨池陸上競技場もKAZUにとって思い出の地。C・ザグレブへの移籍前最後の国内公式戦(昨年12月23日、天皇杯準々決勝の名古屋戦)が、この競技場だった。
すべての舞台が整い、KAZUはチームの勝利と自らのゴールを誓う。
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京都は11日、準本拠地の鹿児島・鴨池でおこなわれるヴェルディと対戦するが、その試合は、過去最多となる1万8000人以上の観客動員が確実となり、グラウンド内に異例の「立ち見席」を用意することが、10日、わかった。
同会場の収容人員は1万8670人で、仮に超満員になった場合、両ゴール裏の芝生席ファンが殺到して事故が発生する可能性もあると判断。そこで京都と鹿児島県サッカー協会の運営会議が10日鹿児島市内で開かれ、満員の芝生席の中から約1000人をグラウンド内に用意する立ち見席に誘導することが決まった。
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京都サンガと対戦するヴェルディのMF北沢が10日、親友でもあり、戦友でもあるKAZUを厳しくチェックすると宣言、闘志を燃やす。
KAZUと北沢は、公私ともに仲が良く、家族ぐるみで付き合いがあり、ふだんから電話やメールなどで連絡を取り合っている。
自ら”兄貴的存在”と慕うKAZUとの対決だが、グラウンドの上では別。Jリーグを盛り上げるため、今回の試合で自分たちのベストプレーが大切だと知っている。
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DF中沢(ヴェルディ)
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スポニチ
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後ろから削ってやろうかと思ってね。
まだ(イエローカード)0枚だし、1枚ぐらいいいかなと思って。レッド食らわない程度に…やりますよ!
0―3で負けたのはジュビロとサンガだけ。借りを返したいよね。負けられないよ。
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サンケイ
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(KAZUは)先輩だけど、グラウンドは別。
僕は警告を1枚ももらってないし、退場にならない程度にケズリ(ハードチェック)にいくよ。
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報知
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負けられない。KAZUさんを後ろから削りにいくよ。幸いイエローカードも1枚ももらってないんで。
KAZUさんは兄貴みたいな存在。この前も電話があって、ヴェルディとの対決でサッカーファンにいいものを見せたいと話していた。
(首位争いをしようという約束に)
こっちは約束を守ったんだからね。加茂さんも戻ってくるみたいだし楽しみ。
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ヴェルディの李監督が対戦する京都KAZUに対し無関心を装った。
試合前日もKAZU対策は全くなく、約1時間の軽い練習を終えて鹿児島へ出発した。
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李監督(ヴェルディ)
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日刊
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(KAZUについては)神経質になることはない。
KAZUは(川崎の)第1幕を飾った人だが、われわれは第2幕に向かっている。
(KAZUには)期するものがあるだろうから、いいプレーをしてほしいね。
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スポニチ
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彼(KAZU)はJリーグの第1幕を飾った人。でも、我々は第2幕を戦っている。この1週間、ミーティングでKAZUの名前を出したことは1度もないよ。
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サンケイ
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KAZU? ミーティングでも名前は出ていないよ。彼も期するものがあると思うけどね。
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1999.09.9
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▼KAZU、加茂監督の復帰に、FWマギノとの2トップで勝利を誓う
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9日午前に退院した加茂監督が午後の練習に姿を見せ、復帰を待ちに待っていたKAZUも、次節ヴェルディ戦での勝利を誓った。
この日午後の紅白戦で、KAZUは、右ひざ痛で2試合戦列を離れていたFWマギノとの2トップを組みプレー。
11日のヴェルディ戦(鴨池)は3試合ぶりの監督復帰で、初めてKAZUと加茂監督の師弟コンビ披露となり、97年10月4日のW杯予選カザフスタン戦以来707日ぶりに同じピッチに立つことになる。
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過労とストレスのため、京都市内の病院に入院していた京都パープルサンガの加茂監督が9日午前、退院した。早速、加茂監督は午後4時から城陽市内のグラウンドでおこなわれた練習に15日ぶりに合流。
練習前には、断りもなく大西忠・城陽市長の激励訪問というスケジュールを組んだ、監督代行の木村文治チーム統括部長を一喝。紅白戦では、大きな声で合言葉の「プレス」を連発するなど、以前と変わらぬすごみを見せつけた。
ただし、酒とタバコはドクターストップ。
KAZUの劇的な京都デビュー戦と10人になりながらも1点差に迫った広島戦の戦いぶりが加茂監督の退院を早めたようだが、一番の特効薬は11日の川崎戦での勝利に違いない。
練習場は加茂監督のために全面禁煙になる方針。
加茂監督は、11日の川崎戦から指揮を執る予定。
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加茂監督
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日刊
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いろいろ検査していたが、異常はなかった。
しばらくは気をつけんといかんけど、もう元気。お酒の方も大丈夫。
過去2試合は病院のテレビで見ていた。
経験豊富な1人が入って、チームがいい方向に変わってくれればいい。
(突然の市長訪問に木村監督代行に対して)
やかましい、と言うといて。2度とやらんわ。
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スポニチ
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体はほぼ大丈夫。これから涼しくなってくるやろうし。
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報知
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こんなオッサンが他にすることないやろ。
KAZUの経験が良い方に向かっている。
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トーチュウ
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ストレスと疲れはとれた。入院生活でのんびりしてたからな。
入院はドクターと相談の結果長くなった。たいして異常はなかったが、ストレスと疲れ、暑さにしばらく気をつけないといけないな。
テレビで試合を見ていたが、選手はよくやっているよ。
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9月11日の対ヴェルディ戦(鴨池)の当日券の販売が、約2万枚弱の前売りがほぼ完売のため、おこなわれないことが9日発表された。
同競技場の動員記録は、94年5月14日のフリューゲルス・ジュビロ戦の1万5502人。
「京都パープルサンガ公式サイトインデックス」
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●ヴェルディのDF中沢、KAZUと対戦<サンケイ>
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少年時代から憧れ続け、昨季までは同じグラウンドで汗を流したスーパースターKAZUとの対戦にヴェルディのDF中沢が闘志を燃やす。
中沢は、読売クラブや日本代表で大活躍していたKAZUの軌跡を新聞で読み、全身が震えるほどの感銘を受け高校を卒業後はブラジルで単身修行。KAZUと同じ道をたどった。帰国後は無給の練習生としてヴェルディの練習に参加。昨年12月の紅白戦では、しつこく激しい対人マークにKAZUが激怒するシーンも。
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DF中沢(ヴェルディ)
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サンケイ
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周囲は騒ぐでしょうねえ(笑)。
KAZUさんは日本を代表するストライカーだけど、サッカーはあくまでチーム競技。1対1を意識していたら、いい結果は出ませんよ。
プロ魂というものを感じた。
今でもKAZUさんの姿勢は憧れです。
同じチームになるなんて…当時は思いもしませんでした。
いやあ…KAZUさんはボクの顔も覚えてないはずですよ(笑)。とにかく0点に抑えます。そうすれば勝てますから。
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