18日、ホーム・西京極でおこなわれた対アビスパ戦で、2位京都サンガは大敗を喫し、初の首位は幻に終わった。
1度はKAZUのアシストで同点に追い付いたが、アビスパのカウンター攻撃に京都の守備が崩壊。1−4と大差をつけられた後半38分、MFシーラスもラフプレーで一発退場となり、終了間際には、加茂周監督が暴言で退席処分。今季最多失点を記録、1―5で10位福岡に屈辱的な大敗を喫し、2連勝でストップした京都サンガは、3位タイに後退。初Vへ瀬戸際に追い込まれた。
試合開始早々、失点を喫したサンガだったが、前半44分、KAZUは、スローインのボールを胸でトラップすると、DF2人に囲まれながらも、振り向きざまに右足でゴール前にボールを運び、MFシーラスがこれを押し込み同点。8月28日のデビュー戦(対ヴィッセル)以来、KAZUは、5試合連続で得点にからむ活躍だった。
しかし、サンガは中盤で相手DFを崩す展開ができず、アビスパの速い出足のチェックができずじまい。また長いパスにも正確さがなく、常にアビスパの鋭いカウンターに再三DFラインのマークが乱れた。
結局、後半は、兄ヤスのFKを含む4失点。思わぬ大敗に、加茂監督もKAZUも、早々にスタジアムを後にした。
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