1999.12.3
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3日、12月1日静岡県内でおこなわれている合宿も3日目を迎え、KAZUは、持ち前のリーダーシップを発揮してチームに溶け込んだ。また、トルシエ監督からは、代表チームの“けん引役”になるように指示されていたこともわかった。あるベテラン選手が「やっぱりKAZUさんがいると締まる。スタッフの人の動きもいいもん」と語る。
この日の午前、ハーフコートを使った、2チームに分かれてのボール回しやフォーメーション練習で、KAZUはFW平瀬と2トップを組み、小野と中村、W司令塔からのパスを受けた。
日本代表の再招集は、来年1月下旬のカールスバーグ杯直前合宿。
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合宿3日目を終えた3日、ピッチで選手全員による写真撮影がおこなわれた。
最初、KAZUは、所定の位置である左隅に並んでいたが、トルシエ監督に手を引かれ、前列中央の“特等席”中央へ行くよう指示された。KAZUは、イレブンから歓声があがる中、苦笑いしながら真ん中の位置に座った。
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日本のサッカー界はこの時期、来季にむけた編成作業の真っ最中。特に今オフは、戦略外通告を受ける大物がズラリ。そんな中、KAZUは、『リストラ=ベテラン切り』に走るJリーグの各フロント陣の姿勢に苦言を呈した。
経営が苦しいから人減らしでなく、出口が見えないからこそベテランの力が必要なんだと訴える。また、日本は、世界と違って考え方が偏っているとも発言した。
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海外移籍を視野に入れる浦和MF小野伸二に対し、KAZUがアドバイスを送った。
3日の練習後、KAZUは、移籍交渉における危険性について、虚偽の情報、金銭目当ての仲介人の存在など、自らの体験を交えて水面下の実態を、小野に詳しく伝えた。
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●フィリップ・トルシエ日本代表監督が京都vs清水戦を観戦
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日本代表、U―22日本代表のトルシエ監督が、30日、西京極でおこなわれる京都サンガvs清水エスパルス戦を観戦する。
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トルシエ監督
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日刊
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(自身の契約について)
お互いの気持ちがかみ合った時になるだろう。私にも(日本代表監督の職が)適しているかどうか判断して、決める権限はある。私の方から(話しに)行くかもしれない。私の将来がどうなるかを、契約の期限の最後まで持ち越すことはない。
2002年W杯は私がやるかどうかは分からないが、どうぞご心配なく。
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スポニチ
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(KAZU召集について)
これまで日程的に厳しくて、呼びたくても呼べなかった選手のポテンシャルを見極めたかった。少しでも多くの情報が欲しかった。
(自身の契約について)
協会から話はない。協会側だけでなく、私の方から私の今後はどうすべきか話すこともできる。私の契約期限の最後まで(オファーを)待つつもりはない。
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サンケイ
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フル代表の技術を上げるには五輪組の加入が必要。本山、高原、明神、遠藤らは、来年のうちに代表に入ってこなければならない。
(自身の契約について)
私の方から外に行かなければいけないこともあるかも。
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報知
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ここ(代表候補合宿)に呼んだ選手はプレーの質に問題はない。人間性を見ることが重要だったが、新しく来た選手は若い世代にも溶け込んでくれた。極めてスムーズに組織出来たことに満足している。
1年後には(五輪組)4割、2001年には半々になる。技術は五輪代表の方が上だが、経験とパワーは上の世代の方に分がある。若い選手に経験を積ませ、A代表の選手に技術を加えさせながら、面白いチームを作りたい。
(自身の契約について)
私にも今の仕事が適しているかどうか自分で判断して決める権利がある。去就について契約期限まで持ち越すつもりはない。
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トーチュウ
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今回、五輪代表は3割だけだが、来年は4割、再来年は5割、そしてW杯では6割になるだろう。本来なら、この世代(23歳以下)は2006年に最も脂が乗り切る時なのだが、2002年でも十分戦えるだろう。(平均年齢が他の国と)2、3歳差なら、海外での経験で埋めることができる。
(自身の契約について)
協会側の判断だけでなく、私にも、別の仕事などを決める権限がある。私の将来は最終期限(来年6月)まで持ち越されることはない。
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