1999.08.2
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23日、国立競技場でおこなわれるラモス引退試合、「読売ラモスオールスターズ」対「Jリーグ選抜」にKAZUが出場することが、2日、東京・赤坂の全日空ホテルで発表された。実現すれば、昨年12月23日の天皇杯準々決勝・名古屋戦(鹿児島)以来、8カ月ぶりの雄姿を国内で見せることになる。
現在、イングランドのクラブチームと移籍交渉中のKAZUは、イングランドを移籍先の第一候補としており、そうなった場合、試合は土曜日。8月21日に試合を終えて22日に飛行機に乗り、23日の試合当日に日本に着き、24日にとんぼ返りする強行スケジュールで親友の晴れ舞台に、ラモス自身が選ぶ「読売ラモスオールスターズ」の一員として駆けつける予定。
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ラモス
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スポニチ
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迷って迷って(KAZUに)声を掛けた。
もう1度頑張ってほしいし、もう1度日本のファンに(KAZUを)見てもらいたかった。
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サンケイ
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KAZUにはもう一度日本のファンに姿を見せてほしい。
選手としてはいいものを持っているのに、クロアチアなんてところに行ったのは気に入らない。KAZUは日本か、ブラジルでサッカーを続けるべきなんだ。
KAZUは2002年W杯のメンバーになってほしい。
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報知
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すごいメンバーが集まりました。感謝しています。
KAZUには、2002年W杯で北沢や井原や中村俊輔と一緒に、ベスト8に行けるチームをつくってほしいんだ。
日本のファンにも彼のプレーは久々だろうし、返事をくれてうれしいよ。
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▼KAZU、新所属チーム、今週中にも決定<スポニチ、報知>
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クロアチア・ザグレブから事実上の戦力外通告を受けているKAZUは現在、代理人を通して所属チーム探しを急いでいる。一時期、ブコバルなどクロアチアのチームが候補に挙がったが、KAZUがこれを拒否。イタリアやイングランド、米国(MLS)などと接触した末に移籍先をイングランドに絞り、ロンドン近郊を本拠地としたプレミアリーグの下の1部リーグの数チームと交渉、あとはクラブ間の交渉を残すだけ。
KAZUは現在、クロアチアへ戻り、クロアチア・ザグレブと最終的な手続きをしている。
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KAZUとイングランド2部リーグ、ボーンマスの移籍交渉が、条件面で折り合わずに2日までに決裂した。
2部リーグの選手では、週給500ポンド(約9万5000円)が平均的。しかし、KAZU側はその6倍にあたる3000ポンド(約57万円)を要求し、チーム側がこれを拒否したもの。
イングランドでは、EU(欧州連合)圏以外の外国人に対し「過去2年間の代表Aマッチの75%以上に出場していること」という受け入れ基準がある。KAZUは日本代表として2年間の25試合中11試合しか出場していないため、特例措置が受けやすい下部リーグ移籍を模索。ディビジョン2(2部リーグ)のAFCボーンマスで、7月27日に練習試合に出場し、3得点を挙げる活躍で入団をアピールしていた。
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KAZUは現在、サッカー発祥の地・英国で移籍先を模索、7月中には移籍先が確実に決まる予定だった。ところが、英国の先行き不透明な経済状況がKAZUの移籍先の足かせにもなっており、再就職は難航中。
そんな中、水面下で、Jリーグの複数のクラブがKAZUに非公式に打診していることが明らかになった。
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