SHARRASHARRA&MIEBOOMIEBOOの

Vol.2(1998.1〜)

ムッときた横浜国際総合競技場(1998.3.1)

ヴェルディの年俸闘争(1998.2.6)

Jリーグ閑散期の雑感・・・マスコミ編(1998.1.13)




TOPへ   ●ムッときた横浜国際総合競技場●(1998.3.1)

MIEBOO今日(3/1)、ダイナスティカップ第1戦、対韓国戦を雪まじりの天気の中見に行ってきました。個人的には、KAZUが出場していなかったので、正直、興味も半減…でも逆に、冷静に試合内容を追っかけることができました。まあ、試合内容にもかなり不満はあるのですが、それよりも「なんなんだぁ〜」と思ったのは、横浜国際総合競技場の「作り」と「対応」です。

私の席は、S席指定、1F前段2列目。グラウンド全体は見渡せないものの、選手の息づかいが聞こえてきそうなくらいの席。でも、この日は、あいにくの雨、しかも、みぞれまじりの…。前過ぎて屋根がない…でも、それは国立でも慣れてるから、別にいい。
問題は、目の前の、わけのわからん「フェンス」。高さ70〜80cmの透明のフェンスが、ぐるりと1周、とりつけてあるのです。はっきり言って、最前列と2列目くらいまでは、座っていると目線にフェンスが入ってきて、まったく見えません。おまけに、この日は雨ですから、透明のフェンスにも水滴がつき、フェンスごしに見ることも無理。一体何なんだ!このフェンスは。邪魔ったらありゃしない! 
結局最前列の人は立ってみることに…。すると、2列目の私も立たなきゃ見えない。3列目の人も……。っと、後ろの方から、「座れよ!」と叫ぶ人が出てきて…。一瞬座るけど、試合がまったく見えないから、また立ち出して…。この「透明フェンス」。絶対、見えないよ!

さらに、ハーフタイム。「お帰りは、最寄り駅の混雑が予想されますので、比較的すいている横浜市営地下鉄新横浜北駅をご利用ください」のアナウンス。私と友人は、行きもその新横浜北駅を使って来たので、もちろん帰りも、その駅を使うつもりでいたわけで。
試合も終わり、来たルートを帰ろうとすると……、「何?あれっ」バリケードができてる。その前に警備員が立っている。その道を通らないと、新横浜北駅には行けないのに…。「この道は、通れません」だって…。「何なのぉ?一体…」。私たちだけでなく、20数人の人が警備員に詰め寄る。「だって、地下鉄新横浜北駅を使えってアナウンスしてたよ。この道通らないと行けないんだからさ、なんで通れないんだよ。」トランシーバーで何やら確認してたみたいだけど、寒いし、みんなもイライラしてたので、結局、バリケードをやぶって、みんな中央突破してしまいました。一体何なわけぇ?対応が徹底してないっていうか、何ていうか…。
確かに、横浜国際総合競技場の「こけら落とし」で、不慣れなこともあったのでしょうけど、最寄り駅の、あまりにものものしい警備陣(警察みたいな人)の配置にも驚いたし…。寒さもあって、ちょっとイライラしてしまいました…。とりあえず、これから横浜球技場を利用される方は、1Fの最前列と2列目は避けた方がいいと思いました…。

TOPへ   ●ヴェルディの年俸闘争●(1998.2.6)

MIEBOOヴェルディの契約更改について、ここ数日、新聞に記事が載り、そのたびに「う〜ん」と思いながら静観してましたが、先日の森下社長のコメントに対しては、ちょっとムッとしてしまいました。(ちなみに、私は森下社長は結構好きな方です…)

「契約していないので、集合写真撮影に来ない選手がいるかと心配していたが、
 皆ユニホーム着ているんだもの仕方ないよねえ。皆、浪人したくないのだろう。」

このコメントの前後に何を語ったのか、どういう口調や表情で語ったのか、それはわからないけど、こういったコメントは、ちょっとないんじゃあないのぉ?そりゃあ、ヴェルディの選手はもらい過ぎっていう声に対しては、そうかもしれないって思う部分もあるけど、そもそもチームが抱えた赤字っていうのは、フロントの経営能力の問題でしょう?ヴェルディの選手は、なんやかや言っても知名度が高いだけに、マスコミは、選手の名前を出して、あれやこれや書くんですよね。だから、今回の契約更改や年俸問題についても、選手がゴネてるような印象を受ける人が多いかもしれないけど、私から言わせれば、まず第一の問題は、フロントの経営能力のなさであって、選手は、そのしわ寄せを受けてるって感じがしますけど…。(もちろん、選手は何も悪くない、とは言いませんが…)。
だいたい、(現時点でどうなってるのか知らないけど)出場給の廃止って何?選手達は、もちろん勝利を求めて頑張るわけだけど、一生懸命やったって相手があることなんだから、負けることだってあるわな。90分間頑張っても負ければ、その90分間の給料はなし、ってことなわけぇ?「そりゃあ、ないよ」って思いません?サラリーマンだって、ローディング費用ってあるじゃあないですかぁ?負け試合で怪我なんてしてしまったら、目も当てられませんよね。それに、年俸だけじゃあなく、昨シーズン、とくに後半、フロントがとった選手補強やチーム作りっていうのは、どうなわけぇ?どこも非がなかったと言えるのでしょうか?そういったフロント側の責任は、どういう形でとるのでしょう?選手側にだけ苦痛を強いて、自らは、どう正していくのか、そのあたりも示してほしい気がします。
なんだか、今回のフロントのやり方っていうのは、「泣き落とし」やら「給料未払いの脅しまがい」やら、「移籍リストに載せるぞの脅迫まがい」やら、およそプロとは言えないと言われても仕方ないようなものだったと思います。ラモスじゃあないけど、1ヶ月もあったんだから、もっとやり方があったんじゃあないかなぁ〜。

SHARRAJリーグも不況に喘ぐ今日この頃・・・いや、もう2年目あたりから兆しは見えていたはず。だってチケットどんどんとりやすくなったもの。朝早くから並んでもとれなかったのが、直前に行ってもいい席がとれる。ファンはとっくに気がついていたよね。人気の下落に。球団や協会だけが1年目の作られた人気の幻想に囚われて、現実を見落としていたんじゃないかな。なんの努力も対策もしてこなかったんだから。それを全て勝てないチーム、選手のせいにしてしまうのには納得がいかない。ヴェルディの球団側は営業努力をしているんでしょうか?東京にいるからわからないだけで、地元・川崎ではやっているの?でも、等々力の最寄り駅・武蔵小杉にはフロンターレの試合予告や結果のポスターはあってもヴェルディのはなかったよ。(気付かなかっただけ?)私は西武線を使っているのですが、西武線各駅には試合の途中経過・結果掲示ボードがあり、試合日程やニュースのポスター・中吊り広告などが所せましと掲示されています。他球団もポスターや中吊り広告は使ってますよね。あれだけメディアに大量に取り上げられているプロ野球でさえそうしてPRに努めているのに、Jリーグは?プロ野球と比較するのがいいかどうかわからないけど、同じプロスポーツとしてどっちが浮動票集めに努力しているかっていうとプロ野球だな。一般レベルの認知度が圧倒的に違うでしょう。「歴史が長いから・・・」といっても、パ・リーグの選手までこんなにテレビで取り上げられるようになったのはここ数年のことです。以前は「人気のセ・実力のパ」でしたから。でも、プロ野球がここまで努力するようになったキッカケは「Jリーグ創立」なんですよね。あれで危機感を感じてPRやファンサービスを強化したんです。一方、Jリーグは?プロモーションによって作られた1年目の人気に惑わされて、開幕前年のことをすっかり忘れて・・・。
なんだか大いに話がそれていってしまいました・・・(^ ^;)。
この2年間、ヴェルディファンとして試合やイベントに足を運んできましたが、常に球団のファンとの接し方について不満に思ってきました。昨年出来た「PASSクラブ」についてもそうです。形だけはつくってみるけど、あとのフォローや進歩がない。あれだけ大層に立ち上げたのに、グッズを送りつけておしまい。今年も、ファンクラブとPASSクラブの位置付けがはっきりしなくて、両方更新してしまった友人もいます。球団のファンへの対応は「不親切」の一言に尽きますね。
たから客が減ったとは言えませんけども、常にサッカーの情報に目を光らせているファン以外には、いつ試合があるかなんてことすら認識されていないのです。こういうことは球団のPR不足・努力不足でしょう。
そんなことも踏まえ、さらに今回の年俸制度が出来るまでの流れを踏まえても選手たちだけを責める気にはなれないのです。収益が少ないから減俸するというのは当然のことですが、一律に減らすにしろ、査定の上ランク分けするにしろ、個々の選手と「契約」をかわすのですから、ちゃんと説明し、理解を得る誠意と努力が必要だと思うのです。それが全く感じられない・・・。選手も球団の現状は十分わかっているでしょうけど、それだけに突然降ってわいた赤字ではないってこともわかっているハズですよね。要は球団側の「誠意」の問題だと思うんです。
「ナベツネが騒いだ」→「赤字が発覚した」→「協会から対策を要求された」→「どうしよう?」→「そうだ、年俸が高いからカットしよう」
という単純な発想から出来た「思いつき」制度としか思えないんですよ。だいたい時間はたくさんあったはずなのに、どうしていまだに交渉の場さえ設けていない選手がいたりするんでしょう?新吉さんは一昨日、自分から申し出て交渉したくらいです。複数年契約をしているんであれば、本来「契約」は結ばれているのですから、内容の再確認だけで済むんですよね。それが球団側の事情によって契約内容を変更するんですから、球団が早々に場を設けてしっかり説明の上同意してもらうよう依頼するものでしょうに、忙しくて交渉を持つ時間がないなんて言い訳は許されないと思います。「時間切れ」というシチュエーションを故意に作ったのでは・・・とかんぐりたくなります。最初から誠意をもって選手個々にあたっていれば、もう少しマシだったんではないでしょうか。

TOPへ   ●Jリーグ閑散期の雑感・・・マスコミ編●(1998.1.16)

SHARRA1月は元日の天皇杯しかJリーグ関係の試合がなくて、スポーツ紙を見ても淋しい限りです。野球はあんなに書かれているのにね。まあ、いままでの歴史が違うから仕方ないでしょう。かく言う私も子供の頃からず〜っと野球ファンでしたから。
この時期にたまに出てくる話題と言えば「契約更改」「移籍」ですよね。スポーツ紙にも球団が発表したネタから見込・推測ネタまでいろいろ載っていて、なにを信頼したらいいのか・・・ね。基本的には「球団から発表があった」という段階まで信用できない気がしますが。さらにスポーツ紙の記事で目につくのが、移籍の報道などの際の先シーズンの寸評みたいなところ。先の廣長の場合も某紙では「18試合に出場して無得点と低迷した。」と記載されてました。サッカーではGK以外のポジションは全て「得点数」が基準なんですかね?ちょっと前のラモスの「今年限り」報道の時も同様でした。それって、巨人の川相のような選手に対して「ホームラン0と低迷した」と言っているのと同じじゃないかな?野球だってホームランの数だけでは判断されないですよね。打者なら犠打や四死球、投手なら中継ぎのように、記録に残るプレーや記録には残らない大事なプレーがあって試合が成り立っているはず。
こんな単純な所でさえ疑問を感じるようなマスコミですからねぇ・・・。それでも、その記事に踊らされちゃうファンも多いんですよね。以前の私もそうでしたが。マスコミは内容はともかく「書く」のが仕事なんでしょうから、読む側で取捨選択をしなければ。鵜呑みにせずに、ワンクッションおいて考えてみた方がよいと思うのです。私は、記録的なもの、球団発表した人事的なもの以外は「読み物」と思うようにしています。記者の主観も入っているハズですから。少なくとも私には、後半戦、ケガで離脱するまでのヒロは「低迷」していとは思えませんから・・・。

MIEBOOマスコミ、とくに「スポーツ紙」に書かれてることに惑わされまいって思っても、とくにKAZUのことに関することには、敏感に反応してしまう私。(そのたんびにSHARRAさんに怒られちゃうんだよね…)。
でも、あくまで、感情として影響を受けちゃうだけで、書いてある内容には、「なんだぁ、こりゃあ〜」っていうのが多いよね。私もヒロの「18試合に出場して無得点と低迷した」っていう記事を読んだときは苦笑するしかなかったです…。歴史が浅いから…なんて理由は通用しないよ。
まあ、文字に書いて読者に伝えるってことは難しい作業だよね。でもね、あまりに取材してないんじゃないってこと、結構、目についちゃう。単純なミスも多いよね、選手の名前や経歴についてなんかも…。記者の主観が入っちゃうのも仕方ないかもしれない。
でもね、選手のコメントのあとに、勝手な推測からきた表現が多すぎない?
「何も話すことはないよ」と淡々と語った、っていう表現と
「何も話すことはないよ」とブ然とした表情で語った、っていう表現では
全然受け取る感じが違うから…ね。まあ、こういったことについては、確かに、私たち読む側が取捨選択する必要があるわけだけど…。
ただ、インターネットとかの情報メディアが発達してくると、今のマスコミのあり方や考え方では、きっと通用しなくなるんじゃないかなぁ〜。私たち読む側も、情報のうさんくささには鼻がきくようになるし、情報の信憑性をチェックする手段も(完全ではないけど)持つようになってくるし。何より、書いてる記者がそのスポーツを好きなのかどうかっていうことにも敏感になってきてるような気がする。
結局、「本物しか生き残れない」よね、きっと…。


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