●雷&豪雨のPK戦、KAZUの調子はよかったんだよ!(1998.8.5)
試合内容は、PK2−4でヴェルディが負けてしまいました。
さらに、ヴェルディではずしたのが、KAZUとき〜ちゃん。また妙に揶揄する人がいることでしょう。
そしてきっと、PKを止められて負けたことを、KAZU自身、言い訳することはないでしょうし、
逆に、KAZUのことだから、結果がすべてなので、何を言われても仕方がない…と言うでしょう。
だからこそ敢えて、私は言いたい!!
「この試合、KAZUは調子がよかった」
KAZUの試合は、代表の試合から、それこそランドでおこなわれる紅白戦も含めてかなりの数を見てますが、
ここ2〜3ヶ月の中では、かなりいい出来だったと思います。
もちろん、結果的に負けてしまっては、もともこもない…という方もいらっしゃるとは思いますが…。
雷が鳴り、バケツをひっくり返したような雨の中、
フェイントで1人2人とかわすKAZUならではのドリブルが頻繁に見られ、
左サイドから、これまた1人2人とかわしてセンタリング…という場面もありました。
右サイドでボールをもらい、中央へドリブルで切り込んでいく…といったKAZU得意のパターンも何度となく見られ、
足下の悪い中、バランスを崩さず、ドリブルする姿に技術の高さを感じました。
前半は、FW登録のラモスとMF登録のKAZUが、自由にポジションチェンジし、
自由に動いてやっていたような気がします。
このポジションでは、ドリブルで切り込む一方、ちょっと下がり目でボールをさばき、
攻撃の起点となる動きをしていました。
もしゴールが決まっていたとしたら、アシストのアシスト…になるような動きです。
後半は、ラモスを中盤底へ下げ、KAZUとエウレルで2トップを組むような形となり、
KAZUも比較的トップに近い位置でプレーしていました。
このときは、チャンスメイク的なプレーをし、シュートまでのお膳立てをするような感じでした。
さらに、痛めていた右足でのCKキックは、そのほとんどをKAZUが蹴り、いいボールを供給してました。
途中、味方同士(たぶん、き〜ちゃん)とぶつかってKAZUが倒れ、しばらく腕を抱えて痛がっていたので、
脱臼した場面を思い出して、いや〜な感じがしましたが、自らベンチにOKサインを出して、一安心!
とにかく、攻撃にかかる面では、KAZUの動きはよかったと思います。
ただ、負けたことは事実ですから、何が敗因なんだろう…と考えれば、
私は、やっぱり「DFがガタガタなこと」だと思います。
とくに、この試合では4バックでスタートしたのですが、左サイドの土屋選手が無防備にオーバーラップをかけて上がってしまうので、そのヴェルディの左サイド裏のスペースが大きく空いてしまい、カウンターを食らうことが多く、そういった部分のケアに、き〜ちゃんやKAZUが回る…という感じで、おちおち攻撃に専念していられない雰囲気です。
結局、レッズの1点も、ヴェルディ左サイド裏を岡野が駆け上がりセンタリング。
それを小野がヘッドで決めたものだったのですが、
その岡野を必死にケアしたのが、トップから全速力で走って戻ったKAZUだったことが象徴的です。
KAZUの攻撃面での調子が上がってきているだけに、KAZUには、もう少し攻撃に専念させてあげたいし、
KAZUのクリエイティブな能力をもっと引き出せる戦術にしてもらいたいと最近痛感させられる毎日です。
余談だけど、この日のKAZUは、ブルーのYシャツにネクタイ、濃紺のスーツを着て 、黒のサングラスをかけて登場!
やっぱり、めっちゃかっこよかったですぅ〜。
BOA SORTE,KAZU!!
|