1998年9月5日(土)国立競技場 15:00
KICK OFF 天候:晴れ
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試合結果
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試合経過
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'98 J.LEAGUE 2nd STAGE〈第3節〉
ヴェルデイ川崎 VS 浦和レッズ
0 - 3
(前半:0-1)
(後半:0-2)
得点者
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Verdy
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Reds
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ベギリスタイン(43分)
福永(52分)
ザッペッラ(63分)
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試合前
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久しぶりの好天のゲーム。そろそろいいことあってもいいんじゃない?…そんな期待と不安でもって国立に着きました。スタンドは予想通り赤〜い…。寂しいですねぇ。せめてゴール裏はチームカラーに染めてあげたいなぁ…。
試合前にヴェルディくんがフェンス際を回ってきました。手を振ったり、おどけたりとファンサービスにつとめてましたが、私達の近くに北来た時の事。最前列に座っていた女の子がお菓子を差出しました。するとヴェルディくんはフェンスにはりついて手を伸ばします。届かないので女の子がお菓子を投げると、さすがにあの“手”ではうまく受け取れず…それでもなんとかキャッチに成功して拍手喝采(笑)。
そして選手入場。ミニボールを手に次々と入ってくる選手たち…ヤスさんがなんか後ろを気にしつつ立ち止まってる…一瞬後に走って来たのは俊太郎くんと、萌子ちゃんをだっこしたカズ!ヤスさんは俊くんの手をひいて列へ。今日は良太くんのお誕生日だし、これは三浦ファミリー総出なんだなー、きっと。
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前 半
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前節のマリノス戦から、カズのパートナーが前園になり、その前園の代わりにヤマがMFに。また怪我だったミニラが復帰。結局、前節問題だと感じていたボランチから後ろのDF陣は、あまり変わらず…どういった試合となるのか。キックオフしてまだ5分というところで…
MIEBOO「あのさぁ、ヤマってどこにいるぅ?」
SHARRA「ほんと、どこにいるんだろう?」
ってことで、ヤマがほとんど試合に参加しない感じ。また、15分くらい経ったところで、ラモスの動きがぎこちなく、かなり疲れている感じ…やばいなぁ〜といった雰囲気が漂い始めます。あいかわらず、中盤底あたりでのパスミス連発。そのたびに、ピンチの連続…のはずが、前半は相手レッズもミスの連発。何度相手に助けられてことか…。
攻撃は、カズ・前園・きーちゃんに左サイドの利三をからめて何度かいい形が…。けれど、前半早々のときから変わらず、ヤマが機能していない分今ひとつ厚みが出ない。それでも、ここ数試合の状態からいけば、攻撃は何度かシュートまで持って行ってる…う〜ん、でも結局決まらず…。なんで最初のタイミングで打たないんだろうなぁ…そうやってこねてるうちにせっかくのチャンスがフイになっちゃうのよね。ゾノ、きーちゃんたのむよ〜。
カズも左、角度のないところからするどいシュートがあって、かっちょよかったんだけどなぁ〜。
このまま0−0でハーフタイムかぁ?と思っていた矢先、小野のミドルシュートがバーへ、一瞬セーフか…と思いきや、結局相手に押し込まれて、1失点。「やばいよぉ〜」。今のヴェルディは1点とられると、その後が…。
とりあえず、そういった心配をよそに前半終了。う〜ん、後半はヤマかラモスかを代えてくるだろう…?
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〈前半フォーメーション〉
〈SUB〉
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GK
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本並
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DF
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土屋
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MF
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石塚
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FW
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薮田、玄
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[交代]
[警告]
[退場]
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ハーフ
タイム
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ピッチでは控え選手が練習を行ってます。玄・石塚の蹴鞠コンビが中心となって「蹴鞠ゲーム」をやってます(笑)。
スクリーンにサポーターが映し出されていますが、あれ…良太くんとりさ子さんだぁ!良太ってばパパそっくり!映っているのに気づいたりさ子さんが良太くんで顔隠しちゃった(笑)。バースデーゴール、見たいね。せめて勝利でも…それにはなんとか早いうちに追いついて欲しいものですが…。
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後 半
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後半、レッズが早めにグラウンドに姿を見せたのに比べ、ちょっと遅れてヴェルディの選手達が出てくる。……、前半と同じメンバーかぁ。とにかく、1点のビハインドを背負って後半スタート。
う〜ん、やっぱマズイ!ここんとこの展開とおんなじで、それなりに我慢していた状態が1失点くらったことによって、一挙に崩壊!攻守のバランスもないに等しくなってきて、個々の力で何とかしようとするためか、コンビネーションも何もなくなってしまっている。とくに、守備面でその色彩が強い。うって変わってレッズの攻撃は、小野を中心にボールを散らし、グラウンドを広く使ってドンドンと攻めてくる。後手後手に回るヴェルディ守備陣は追いつかず、危ないシーンの連続。
一方の攻撃は…あせっているのか、周りが見えてないのか、中盤でのミスパスの連発。前線にボールがまったく出てこない。それは見ていると、「真ん中」に固執し過ぎるせいのような気が…。サイドバックの利三も、カズからパスをもらい左サイドを上がるが、センタリングをあげるのではなく、ボールを持ったまま中へ中へと入ってくる…結局、相手DFが絞ってきて、あっさりボールをとらえる…それが典型的なシーン。細かいパスは通ってナンボ、だけど通らなければ、それは即ボールカットされてカウンター攻撃を受ける格好の的。今、そのカウンターを受けて持ちこたえられるだけのDF力がないだけに致命的な気がする…。
そんな中、集中力が切れ気味のラモスがボランチ付近でミスパス。相手にかっさわれ、さらに1失点。さらに押されっぱなしの状態の中、CKからさらに1失点。ヤマを石塚に代え、ヤスさんを藪くんに代え、とりあえず攻撃に転じようとしますが、今のチーム状態にとっての特効薬とはなりえず。ただ、石塚については、あいかわらず守備はしないものの、攻撃面でのパス出しについては、長めのパス・サイドへ散らすパスなどを供給していたように見えました…。
結局、このまま3連敗。今の状態を少しでもよくするのなら、カズのパートナーをどうするかじゃなくて、「守備」の整備じゃあないのぉ?>ニカ
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〈後半フォーメーション〉
[交代]74分 山口→石塚
76分 ヤス→薮田
[警告]
[退場]
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試合後
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試合終了の笛の直後、すでにベンチにヤスさんの姿はありませんでした。整列する選手たち、体力的なものよりもっと大きな疲労感をただよわせてゴール裏へ…。きーちゃんはひとりバックスタンドとゴール裏も右端・真ん中・左端…と挨拶して行ってくれて…嬉しいことだけど、見ているこっちが痛々しくって…。
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感 想
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なんだろう…なんであんなにおっかなびっくりやっているんだろう…?どうして相手ゴール前でボールをもらったのにシュートしない?どうして味方ゴール前でせっかく奪ったボールをのんきに横パスしてる?なんでなんにも動かないの?ニカ。試合を追うごとに「なぜ?」「どうして?」が増えてくる…。CKやFKでゴール前に上がったボールには、毎回きーちゃんが突っ込んで行ってました。長身でハイボールにも強い田北に対して170cmのきーちゃんではかなり可能性低いのは予想できますよね。ここで玄くんを使って欲しかったなぁ。人数合わせに入れた訳じゃないんでしょう?そういうニカの起用法がわかんないのよね〜。
でも、でも、信じてるよ。だからずっと追っ掛けるからね!
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前節から、ほとんど改善されていない…そんな感じです。ここんとこの試合内容は、すべてが悪いとは思うけど、まずは「守備」面をどうにかすることが先決なのでは?確かに、ラモスは「いい時はいいけど」、90分使うことに固執しなくてもいいのではないかと思います。また、攻撃は「中央突破」の好きな私でさえも、「そこまで固執するかぁ」と思うほどの「真ん中」狙いばかり…。サイドに張ってるKAZUが、両手を広げて空へ吠える姿を見るにつけ、なぜサイドへ散らしながら攻撃できないのか…ほんとに腹立たしいです。さらに、ニカの采配もよくわからない部分が多い…。もっと早く動いてほしいし、なにより、攻撃面だけでなく、もっと守備面での組織力を高めることに注力してほしい…。それでも、この嫌な流れを変える「魂」の一発をKAZUに期待せずにはいられない!!
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