1998年8月1日(土)等々力競技場 19:00
KICK OFF 天候:晴れ
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試合結果
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試合経過
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'98 J.LEAGUE 1st STAGE〈第15節〉
ヴェルデイ川崎 VS 横浜マリノス
2 - 4
(前半:1-1)
(後半:1-3)
得点者
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Verdy
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Marinos
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エウレル(4分)
エウレル(57分)
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バルディビエソ(13分・PK)
三浦(68分)
小村(75分)
城(85分)
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試合前
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今日はマリノスとの“因縁”の対決…ということもあってテレビカメラと沢山の報道陣が待ちかまえる中、ヴェルディのバスが到着しました。次々と選手が降りて来て、ファンに恒例のプレゼント、今日は「ミニフラッグ」を配ってます。
この日は、夏休み&優勝がかかった大事な試合ということもあり、当日券も完売。久々に20,000人を越える観客の中、白熱した試合が見られそうです。
試合前、いつものように選手たちがグラウンドでウォーミングアップ開始。ここのところ雨模様の天気が続きましたが、この日は天気もよく、それだけに暑い。ウォーミングアップの時から汗だくです。
試合開始直前、グラウンドに出てくる様子がオーロラビジョンに映し出されましたが、カズが城の肩に手を回し、何か言葉をかけているようでした。
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前 半
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3−5−2でのスタート。立ち上がり早々、カリオカの縦パス一本が前線へとあっさり通り、飛び出してきた相手GK川口を尻目に、走り込んだエウレルがヘッドで難なく押し込み先制。開始5分での先制点に、ヴェルディ側は盛り上がります。けれど、この日のヴェルディの状況は、1週間前のレイソル戦とあまり変わらない…どちらかというと、却って悪くなってるかも…。DFの組織は崩れているし、とくに、3バックの欠点である自陣両サイドの空いたスペースを埋める動きがない。そのために、大きなサイドチェンジで、裏のスペースをいいように使われてる感じ。そのために、カズやきーちゃんは、いつものように守備に引きずられてる。そして、ペナルティエリアに切り込まれ、土屋が振り切られて、追いついたきーちゃんが城を倒してしまいPK。目の前で見てましたけど、あれがPK?って感じでしたけど…。結局、そのPKを決められ、あっさりと同点。
攻撃についても、やはり前線で高木選手がキープできず、起点ができない。にもかかわらず、エンリケやモアシールがボールをつなぐより、前線へ放り込むことが多く、悪循環。そのあおりを受けて、とくに左サイドに張ることの多かった前園が全然生きない。前園は前半、ほとんど消えてました(もったいない!)。そして、そのままの展開で前半終了。
前半終了直後、カズと井原が肩を組みながら、何やら話をしてました。なんだか胸が痛いな。
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〈前半フォーメーション〉
〈SUB〉
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GK
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本並
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DF
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林
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MF
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ヤス、山口、石塚
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[交代]
[警告]
[退場]
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ハーフ
タイム
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控え選手は室内練習場に…。戻ってきたりの動きがないので、後半もこのままで交代はないのでしよう。
この日は、川崎市の児童合唱団がハーフタイムショーを行って、メインスタンド前で2曲ほど(「ラ・バンバ」と「よさこい…なんとか?」って曲)歌って踊って…を行いました。地域密着イベントですね(^
^;)。なかなかなごめるイベントでしたが、どうせならヴェルディのTシャツ着てもらうとか、フラッグでも持ってもらうとかすればいいのになぁ…なんて思ったりもしました。
他会場の途中経過がスクリーンに…みんな勝ってる…。
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後 半
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後半、私たちの期待に反して選手交代なし。ただ、立ち上がりはかなり積極的に攻撃にかかり、とくに、カズが中盤付近まで下がり起点となって、左サイド前に走り込むエウレルにボールを供給。チャンスが生まれます。決して、DFの危うさが消えてわけではありませんが、とりあえずそういった長いボールを前へ供給する動きを繰り返している間に、オフサイドにならず高木が前へ抜けてシュート、GKがはじいたところをまたもエウレルが右サイドから再びシュート。これが決まって2−1。ただし、この日はこれで行けるとは思えない出来なだけに、もう1点欲しい。けれど、だんだんと集中力が切れてきたのか、DF陣を中心に、歩き出すような選手が多く、次第にマリノスペースに。1歩1歩、遅れてのカバーリングは後追いDFを生み、さらに3バックの空いた裏を好きなように使われ、あっさりとセンタリングを上げられ、ヘッドで決められ即同点。この後、攻撃に転じなければならないヴェルディは、足を負傷したらしいカリオカに替えて石塚を投入。けれど、あいかわらずエンリケやモアシールからのボールの供給はエウレルや高木をめがけての縦パス一本の単調な繰り返し。途中指示が出たのか、カズがボランチあたりの位置まで下がってボールをさばく場面が出てきます。そういった展開の中では、石塚や前園とのパス回しが見られチャンスに。けれど、後一歩のところで決められず…。石塚の調子は???積極的に上がるでもなく、下がってボールをカットするでもなく…。石塚の前方にいい具合にスペースができて、逆サイドで味方がボールを持った…チャンスだ上がれ石塚!…と誰もが思っていた時、彼は立ち止まってボールを持つ味方の方をただ見ていました。スペースへパスが出た時に走りはじめましたが、追いつけずにボールはピッチの外へ…。周りからは落胆のため息とともに「おせーんだよ!」の声。ニカからどんな指示をされて代わったのか…。
そしてまた、この日も審判には?マークでした。ペナルティエリア内で2度ほど倒れてもPKはとらず。フィールド内でヴェルディの選手が倒されてもイエローどころかファウルもとらずに流されることが多い。う〜ん、なんでだろう?前半からエウレルがカン高い声で抗議するシーンが見られましたが、後半にはあわや乱闘…と思うほど選手たちがエキサイトするシーンもありました。哲さんはじめ数人の選手が審判と相手選手に詰め寄りましたが、まもなく引き下がって…でもエウレルだけは最後まで食い下がっていました。よくイエローを出されなかったもんだ…(^
^;)。どうして誰も止めに行かない?ねぇ、キャプテン。
だんだんと疲れの見える選手たち。あいかわらず自陣裏のスペースに走り込まれ、センタリングを上げられる。結局、この後とられた2点は、左右のセンタリングから小村・城にヘッドであっさり決められたもの。同点にされた失点も含めて、ノーマークでのヘディングシュート。いかにDFの集中力が切れていたかわかります。試合終了間際、最後まで走っていたのは、カズ・きーちゃん・エウレルそして、途中出場の石塚だけだったような気がします。
これで地力優勝はもちろん、他力でも優勝の可能性はほとんどなくなりました。この暑い中での試合での敗戦は、精神的なダメージも残りそうで心配です。
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〈後半フォーメーション〉
[交代]73分 ラモス→石塚
[警告]
[退場]
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試合後
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さすがに落胆の色が濃い選手たち…重い足取りでゴール裏に向かいます。メインスタンド下の出入り口の所では、一足早く引き上げたヤスさんが入り口の左側、ニカが右側、ブローロが通路の手前で戻ってくる選手たちを迎えていました…。
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感 想
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失点はレイソル戦の時とかわらないパターンだったような気がします。戻りきれずに振り切られるDF、ゴール前でDFとGKが重なる、中盤がない…。試合開始当初はカズもきーちも前がかりになっていて、えっ!?守備は大丈夫なの!?…と思っていたら案の定。結局、いつものようにカズ・きーちゃんか下がってきましたが、崩れたバランスは修復できない。ツッチーも前に出てカットするのはうまいんだけど、3バックの一角としてはイマイチだったような…。何度もマークを振り切られてましたから。負傷したラモスに代えて石塚を投入したのも私としてはちょっと???でした。確かに点はとりたいですよ。でも、とられてもいけない時に石塚?ただでさえ守備が苦しいのに?ヤスさん見たさからの発言ととられてもいいですけど。
この試合、非常に暑かったこともあってか、ベンチ入り選手でユニを着ていたのはヤスさんだけ。他の選手は終止アンダーウエア姿でした。そんなところからもヤスさんのこの試合にかける気持ちが感じられるから、よけいにこの結果がくやしい…。
でも、可能性がゼロでない限りは諦めてはいけないと思います。そうですよね?>ヤスさん。
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選手のレイソル戦から感じていたDFの危うさは、やはり本物(?)でした。やはり今のDFの布陣では、3バックを機能させることは難しい気がします。コンディション的にも下降線に見えるDF&ボランチに加え、サイドバック不在のフォーメーションでは、裏のスペースをいいように使われるだけだと思います。やはり4バックでいくべきでは?また気になったのがKAZUや前園の苛立ちの様子でした。とくに左サイド前へ張る前半の前園や後半のKAZUへは、たとえフリーでもまったくボールが出てこず、KAZUはしきりにベンチに向かって両手を広げ、怒っているような感じで叫んでました。もっとKAZUや前園のいい所を活かすような攻撃をしてほしい。とにかく、残り2試合、ヴェルディらしいプレーを見せてほしいのだけど…。でも、やっぱりKAZUゴールでスカッとしたいよ!!
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