1998年5月9日(土)カシマスタジアム 11:00
KICK OFF 天候:晴れ
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試合結果
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試合経過
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'98 J.LEAGUE 1st STAGE〈第12節〉
鹿島アントラーズ VS ヴェルデイ川崎
3 - 1
(前半:0-0)
(後半:3-1)
得点者
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Antlers
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Verdy
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真中(67分)
相馬(77分)
マジーニョ(89分)
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オウンゴール(49分)
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試合前
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去年もそうだったけど、鹿島スタジアムまでの観戦は一大イベント。私たち+友達を含む、50人弱のバスツアー。途中の渋滞を覚悟しつつも、朝6:45武蔵小杉集合とスタートが早かったせいか比較的スムーズに鹿島まで。天気も川崎を出るときは曇りに雨まじりだったけど、鹿島に着いた頃は半袖で十分、こりゃあ今日も焼けるなぁ〜と思うほどのお天気。11:00開門まで、40分ほど門の前に行列して待つことに…。
11:00開門。中に入って、アウエーサポーターエリアに座り、早速腹ごしらえ(笑)。カシマスタジアムのおすすめメニューは「モツ煮込み」。おにぎりも、普通の3倍くらいはある大きさ。友達が食べた焼きそばも普通の倍の量だけど、味はGOOD!メニューも充実してていいね!それにしても「元祖!モツ煮込みだよぉ〜!おいしいですよぉ〜!」の呼び込みをスタジアムで聞くとは思わなかったなぁ〜(笑)。
13:00キックオフまで、あと1時間半。そろそろ選手達がスタジアムに来る頃だなぁ〜と思いつつ、選手達のアップするメインスタンド下のあたりをながめる私たち。スタンドの下にあるから、あんまり見えないのだけど…(笑)。そんなことを思いつつ見ていると…「きゃあ〜!今日はもうこれで満足!!」という出来事が(笑)。なんとKAZU&YASUが、兄弟そろって私服のまま顔を見せました!しかも2人とも、超ーーーーなごやかな笑顔で!私たちが一斉に手を振ると、2人して手を振り返してくれました。うれしい〜!三浦Bros.のこんな和やかな2SHOTに会えるなんて…。その後次々と顔を見せる選手たち。藤川コーチ・ブローロコーチ・ニカノール監督のスタッフ陣、エウレル・新吉さん・高木・ミニラ…そして森下社長…。極めつけはジョニー通訳。スタンドに向かって投げキッスの嵐…5回くらいやってたぁ?それにしても、(たぶん)カズの練習風景を撮影しようと集まるカメラマンの多いこと、多いこと…。
そしてスタメン発表。やっぱ時期が時期だけに、カズのところではかなりのブーイング。キックオフ前、カズと柳沢がセンターサークルが熱い(笑)抱擁。ビスやマジーニョとも親指を立てて、お互いを鼓舞してました。
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前 半
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立ち上がりは、両チームとも気合いの入ったプレーでキビキビした感じです。カズも前半5分くらいには右サイドを駆け上がり、倒されつつもFKを得て、惜しいキックはサイドネットへ。しかしその矢先、前園がこの試合2枚目のイエローをもらい、早くも前半22分で退場。ヴェルディは10人での戦いを余儀なくされます。バックチャージってことだけどボールに行ってた気もするけどなぁ〜。とにかく、これでディフェンシブな戦いを強いられます。その上、この試合きーちゃんの調子がどーもおかしい!ボールが足につかないっていうか…う〜ん、足下がグラグラしてるっていうか…足か腰のコンディションが悪いのでは…。きーちゃんのところでボールを奪われるシーンが目立ちます。おまけに今日のエウレルは大ブレーキ!ボールを持ちすぎ、こねすぎて、2〜3人に囲まれ、つぶされ、結局ボールを取られる展開です。さらにさらに、エンリケのボールの持ちすぎ、中央へこだわり過ぎ、というプレーが目立ち、この3人が並ぶ右サイドラインは、かなりマズイ状況です。ミニラ・ヤスさん・カズでふんばっている左サイドが安定しているだけに、アントラーズはヴェルディの右サイドを狙っての攻撃が増えてきます。そう、アントラーズにとっての左サイド=相馬からの攻撃です。とにかく前半は、なんとか守りきった…という感じで終了。う〜ん、守れてるけど、攻撃はどうするんだろう?って感じですねぇ〜。
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〈前半フォーメーション〉
〈SUB〉
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GK
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小針
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DF
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林
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MF
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菅原、エドウィン
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FW
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薮田
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[交代]
[警告]11分、22分 前園
23分 柱谷(2)
[退場]22分 前園(2回めの警告により)
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ハーフ
タイム
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さすがに戻ってくる選手達の表情は、険しかったですねぇ。でも、1人少ないとはいえ、前半は0−0で乗り切ったのだから、後半も集中を切らずに少ないチャンスをモノにして欲しいです。
グランドの周りをアントラーズのマスコット「アントン君」とその女の子バージョン(名前わかんない)、それに代表マスコットの「ハニワとドグウ」がまわってます・・・。
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後 半
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後半、ヴェルディは交代なしでスタート。でも、人数は10人です(トホホ)。開始から5分。カズが右サイドでボールカット&キープ、左サイドのエウレルへサイドチェンジ。ボールを切り返してキープしている間に、カズと高木がペナへ。エウレルのセンタリングをカズが合わせられなかったけど結果スルーした形になり、右サイドにいた高木が折り返し。それをゴール前でクリアしようとした相馬が胸に当ててゴールへ。オウンゴールでしたけど、それまでの展開は、見ごたえありました。カズ・エウレル・高木の3人だけで攻撃した形でなんと先制!これで一気に盛り上がるヴェルディ応援席。そうこうしているうちに、後半10分、再び右サイドのカズから左サイドのエウレルへ、またまた効果的なサイドチェンジ。きーちゃんがシュートしますが、惜しくもはずれます。けれど、あいかわらずエンリケは調子の悪いエウレルへ長いボールをただ単純に供給するだけ。結局、ボールを奪われ反撃をくらいます。きーちゃんの調子もあまりよくなさそう、代え方がいいのでは…って思ったくらい。ジワジワと1人足りない負担が大きくのしかかってきます。そして、とうとう途中交代で出てきた真中に、後半20分、同点ゴールを食らいます。「うわぁ〜、こりゃあキツイなぁ〜」と思いましたが、選手達は全然意気消沈なんかしていません。「勝とう!」という気合いが感じられます。そんな中、エウレルがペナルティエリア内で倒されましたが、何も笛がない。う〜ん、今日の審判のジャッジは、ホームディシジョンとはいえちょっと首を傾げたくなるような感じのものが多いなぁ〜。結局エウレルは怪我をしたらしく、後半25分にエドウィンと交代。さぁ〜、これからだって思った矢先、この日2枚目のイエローでエンリケが退場!!なんなんだぁ〜、この試合。9人対11人。これって相当ヤバイよ。でも、でもこの日のヴェルディは、あきらめの感じがない。全然ない。とにかく勝とう!という気持ちがありありです。柱谷も上がって行くし(う〜ん、これはちょっと無謀…かな)、カズも何とかしようとドリブルで切り込んで行きます。けれど、いかんせんフィールドプレーヤーは8人。すぐに2〜3人に囲まれ、スペースもきっちりケアされている状況です。結局、後半35分にカウンターを食らって相馬に決められ、続けてまたまた見事なまでのカウンターで終了間際、マジーニョに決められ、結局3−1で逆転負け!悔しい…。
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〈後半フォーメーション〉
[交代]75分 エウレル→エドウィン
[警告]47分、71分 エンリケ
[退場]84分 エンリケ(2回めの警告により)
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試合後
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終了直後、カズとビスは何やら長々と会話をかわしてます。また、2日後から合宿に入る代表選手達も、お互い何か言葉を交わしてます。でも、当たり前だけど、ヴェルディの選手達は一様に厳しい表情。ゴール裏へ挨拶に来ますが、ほんとに悔しそう!
さて、ここからまたバスで、悔しい想いを胸に帰途につかなければなりません。トホホ…。
帰りのバスの中、とにかく、マリノス対グランパスの試合結果が気になる私たち。いつのまにやら、グランパスサポーターと化すバスの中(^
^;)。液晶テレビを見ながら、「いけぇ〜」「よっしゃ〜」「頼むよ康さん!」などと応援した甲斐があり(笑)、グランパス勝利!これでとりあえず首位キープ!ホッ…!
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感 想
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ジャッジに文句を言っても始まらないとはわかってますけど、この日のモットナムさんは???でした。ゾノのがとられるのなら、もっとたくさんのイエローが出たはず。両チームともね。スポーツニュースの短い映像でもすごい「ぶちかまし」が映ってましたし。でも、それでもキレずに最後まで全力で勝ちにいった選手達が嬉しかった。抗議にはいくものの必要以上に食い下がること無く、プレー再開してましたね。ひとり少なくなっても、ふたり少なくなっても、前向きに前向きに、必死に守りながらも常に攻撃のチャンスを狙ってる…。終了間際のチャンスには全員で攻めあがって、カウンターを防ぎきれずに3点めを取られてしまいましたが、あれはあれで良かったのではないか…と思います。「優勝を狙うのなら得失点差を考えなきゃ…」と言われちゃうかもしれないけどね。それでも、負けはくやしい!絶対にこの借りは返そうぜっ!
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なんだか2試合分くらい、いろいろあったこの試合。どの選手も気合い入ってたし、KAZUもキレたのに…。結局、前半20分という早い段階で10人になってしまったことがすべてでした…(前園というより、この試合は、審判がなぁ〜という印象大)。それでも、選手達はファイティングスピリットあふれるプレーをしてくれました。負けたんだから絶対満足なんてしてないけど、でも、納得できるものはありました。ナビスコも頑張ってくれるものと思います。ただ個人的には、エンリケからエウレルの、縦パス一辺倒攻撃には、かなり不満がありますけど…。KAZU&き〜ちゃん、ヴェルディのことは心配せず、思いっきりフランスの地で暴れてほしい!! みんな頑張れー!
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