1998年4月29日(水・祝)等々力競技場 15:00
KICK OFF 天候:晴れ
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試合結果
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試合経過
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'98 J.LEAGUE 1st STAGE〈第9節〉
ヴェルデイ川崎 VS アビスパ福岡
6 - 1
(前半:0-1)
(後半:6-0)
得点者
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Verdy
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Avispa
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高木(56分)
北澤(64分)
高木(66分)
高木(77分)
カズ(79分)
柱谷(88分)
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フェルナンド(42分)
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試合前
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昨日は記録的な暑さでした…こんな中、試合をする選手は大変だなぁ〜と思いながら待っていると、13時45分近くなって、ようやく専用バスの到着。今回、選手達は「シャープペン」をファンに配ってくれました…。さらに、この日は「みどりの日」ということで来場者全員に「花の種」が配られたのですが、これを配ったのがヴェルディの若手選手達だったんですね。私達が入った8番ゲートには米山・増田・高木成・田中の4選手が。でも、彼らがヴェルディの選手だとどれだけの人が気付いたでしょうか。顔が売れていない上に、みんなスーツ姿だったし・・・。
いつものとおり、14:30から20分間くらい、グラウンド上でアップ開始。右ひざ内側のテーピングも、この日はもうなかったので、カズの右足は完治したのでしょうか?ストレッチは、菊池利三と組んでたカズですが、ボールを使ってのアップになると、いつのまにかヤスさんと組んでました。やっぱ、三浦Bros.の姿を見てると、微笑ましくて…。
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前 半
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さて試合の方は、前半。う〜ん、という出来。暑さのせいなのか、なんだか、しら〜っとしたムードの展開。
審判への暴言で2試合出場停止の前園選手の穴を、どうやってカバーするのか興味津々だったのですが、結局、4バックにして対応したみたいです。試合直前の選手紹介ではMF登録だったカズですが、実際のフォーメーションを見ると、3トップの一角でFWのような感じでした。4−4−2というより、4−3−3という感じ。ということで、いつもの布陣より、カズとき〜ちゃんのポジションがそれぞれ1列づつ上がった風に見えました。これは攻撃面で期待できるかな…と思ったら、いつものとおり、2人の守備面での負担は、あいかわらず。あの暑い中、やっぱり、かなり下がってボールをもらい、前線へボールを供給する側の役割が多いカズ。あいかわらず、スペースを消しに走るき〜ちゃん。
おまけに、久しぶりの出場になる菊池利三の出来が今日は最悪でした。4バックにしながら、その利三のサイドから、再三崩される場面がしばしば…。さらに言えば、中盤はミスも多く、前がかりになったと思ったら途中でUターンさせられる展開が続きます。
そんな中でも、カズ−ラモス−カズとワンツーをまじえながらのドリブルでカズがチャンスを作り、エウレルへ。また、き〜ちゃんからカズへの絶好のパス。ただ、どちらも今ひとつ枠へ行かず…う〜ん…。それにしても、アビスパの20番。ず〜っとカズにくっついてましたねぇ〜。結局、そんな悪い状況の中で、これまた嫌な1点を相手に献上。いや〜な雰囲気が流れてハーフタイムへ。
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〈前半フォーメーション〉
SUB:GK 本並
DF 林
MF ヤス
FW 薮田
玄
[交代]
[警告]
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ハーフ
タイム
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おい、おい…、まさかアビスパに初めての勝利を献上するんではないでしょうね…という心配が頭をよぎりながら、ハーフタイム終了。カズは最後の最後まで、ニカとなにやら話してました。
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後 半
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後半。前半とは打ってかわったようなチーム状態。まるで別人のような状況です。
右サイドのミニラも積極的に上がり、早い展開が見られるようになります。カズも、前がかりのプレーが目立ち始めます。そんな中、右サイドミニラの折り返しを、き〜ちゃんが2列目から詰めた形でまず同点。エウレルの折り返しに反応し、見事な高木のゴール。すると、その後、高木がゴール前で「泥臭く粘って」さらに1点。あれよあれよという間に3得点で、完全にヴェルディペース。たぶん、アビスパ側は、この暑さもあって、フィジカル的に落ちてきていたこともあったのでしょう。すると、こちらも暑さのために疲れの目立つラモスに代わって、ヤスさん登場。その直後に、またまた高木の「らしい」ヘッドでハットトリック完成。
あとは、カズだけ。実は、カズ、後半だけで3回もグラウンドに倒れました。相手と競って右ひざを痛めたようで、しばらく立ち上がれない状態で…。けれど、その直後、モアシールがキープする中、するどく右サイドを走り込むカズ。モアシールから出たボールをさらに持ち込んで、ほとんど角度0度状態からのシュートが入り、ゴーーーール! やりぃ〜!!ゴール裏ファンに手を挙げて応え、その後、メインスタンドへ向かって「投げキッス!」
ただ、この直前、利三が相手と接触していて、結局、担架に運ばれて、藪くんと途中交替。ここから、ヴェルディは変則3バック。き〜ちゃんが藪くんと何やら話し、結局、藪くんを前目に出し、き〜ちゃんがボランチの位置にさがってプレー。実は、このフォーメーションが結構機能していて、さらに、リズムよくボールが回っていたように見えます。藪くんも少ない時間ながら、右サイドから持ち味のドリブルで駆け上がっていきます。さらに、この日は、高木に代わって玄くん登場!サテで頑張っていた玄くんの登場に、私たちもパチパチパチ!そして、43分ごろ、エウレルの蹴ったCKをゴール前で哲さんが合わせて6点目。
でも、まだまだ点をとれるぞ!と思った瞬間。出ました!!カズの見事な見事な、『ビューティフルジャンピングオーバーヘッドボレーシュート』によるゴール!!……のはずが、「あれが、オフサイドだってぇ?じょーだんでしょ!」って感じで。ほんと、ものすごいゴールだったのに…。ってわけで、結局、幻のゴールになってしまい、ブーブー!
そして、このままタイムアップ。
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〈後半フォーメーション〉
↓
[交代]75分 ラモス→ヤス
80分 利三→薮田
84分 高木→玄
[警告]
[退場]
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試合後
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試合後、お決まりのような、カズ・ヤスさん・き〜ちゃんの笑顔で話しながらゴール裏へと向かうシーン。そして、ハットトリックを決めた高木のインタビューがおこなわれ、暑い暑い試合が終わりました。
今日はGW初日の休日ということもあり、スタジアム外で出待ちをする人の数もかなり多い。そんな中、次々と選手が出てきます。出場停止だったゾノもスタジアムに来ていたようで、愛車で帰っていきました。哲さんも報道陣に囲まれながら出てきましたし、高木選手も笑顔がたえません。そして、カズが、多くの報道陣に囲まれながら出てきました。あいかわらずの報道陣の数ですねぇ〜。この日、「J出場150試合」を達成したヤスさんのお祝いでもするかのような雰囲気で、家族やお友達らしき人たちと車で帰っていきました…。
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感 想
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前半はいったいどうなるのかと思いましたが、後半になったらまるで目が冷めたかのような6得点・・・。まだまだ不安定ですなぁ。でも、後半のゴールラッシュは楽しかったなぁ〜。きゃあきゃあ騒いじゃった。あと、「超・ひいきめモード」で言わせてもらえば、ヤスさんが入ってからの方が攻守とも安定していた気がするのですが・・・。次は室蘭でのコンサ戦。気持ちを引き締めて、がんばれ!ヴェルディ!
そして、今日の試合の出場によって、ヤスさんが「Jリーグ通算150試合出場」を達成しました!おめでとう!ヤスさん。
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前半は、「まさか、このまま負けちゃうんじゃあないでしょうね」といった不安がよぎる45分でしたが、後半、なんとか逆転して、結果だけ見れば大勝した…っていう感じですね。まずは、ホッ! けれど、不安や不満はまだまだ消えず。どうして後半のようなプレーが前半からできないのかなぁ〜。DF陣の危うさはあいかわらずだけど、中盤への不安も、いまだ解消されないまま…。「パッサー不在」は、やっぱり苦しいと思うんですよね…。さらに、どーも、後ろ目のブラジル人選手にはブラジル人選手にしかパスを出さない傾向が見られます。もっと、サイドの選手もうまく使ってほしいものです。
さて、これからの2試合は、2日おきに続きます。疲れも出てくるでしょうけれど、コンディションを整えて、勝ち点をしっかりゲットしてほしいな。
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