開幕戦、白星スタートならず・・・。

1998年3月21日(土)平塚競技場 14:00 KICK OFF

試合結果

試合経過
'98 J.LEAGUE 1st STAGE〈第1節〉
ベルマーレ平塚 VS ヴェルデイ川崎
4 - 1
(前半:2-1)
(後半:2-0)
得点者
Bellmare
Verdy

岩元(16分)
中田(26分)
外池(58分)
クラウジオ(85分)

高木(21分)

試合前

とうとうやって来たJリーグ開幕戦。アウエーからのスタートですが、SHARRA&MIEBOOはバックスタンドの最前列に陣取っての観戦でした。
試合前には昨シーズン限りで引退したベルマーレ平塚・反町康治選手の引退セレモニーが行われました。SHARRAにとっては数少ないJ以前からの馴染み深い選手だったので、感慨深いものがありました。
そして「君が代斉唱」は森進一。いや〜、味わい深いモノがありましたね〜(笑)。国歌斉唱のとき、カズはいつものとおり、右手を胸に当て代表のときと同じように、唄っていました。それにしても、Jリーグの開幕で、国歌斉唱っていうのは初めて。これまでも、やってたっけぇ??試合直前、カズと中田がセンターサークル付近で握手をかわす。カズも中田も笑顔・・・。写真はこちら!

前 半

主審のホイッスルとともに同時に駆け出した8番と15番の後ろ姿を見て「ああ開幕したんだなぁ〜」とゾクゾクッとしたのも束の間、開始早々からベルマーレのペースとなってしまいました。16分にはゴール正面で3バックが全員止めにかかったにもかかわらずわずかな隙をつかれて1失点。5分後に待望の高木のヘッドで同点にしたものの、26分には中田にゴールされ前半を2-1で終了しました。
とにかく、なんがチグハグな印象。3バックも3ボランチも動きの意思統一がされていないような感じを受けました。モアシールは中央に残ったままきーちゃんとヤスさんは右サイドのフォローに回ることが多く、空いた左サイドは2列目からカズが下がってカバーする・・・というシーンが多々ありました。そのたびに、「カズは左サイドバックじゃあないんだから!!」と怒りに似た気持ちがフツフツ・・・とわいてくるMIEBOOなのでした。カズがスペースを消すために、行ったり来たり・・・。あれじゃあ体力消耗しちゃうよ。確かにバランス、とくに左右のバランスが異常に崩れているためにカズが、そのバランスをとろう、必死に動いている姿が印象的でした。さらにGKとのコンビネーションも良くなかったような。昨年に続き、開幕直前の新吉さんの怪我は、痛いなぁ〜。DF陣とGKの連携で、何度も重なり、危なかっしい場面も。攻撃に関してもエウレルがマークされているにも関わらずなぜか右側からの展開ばかりに固執しているようで、相手陣内深くまで持ちこむこともままならず。写真はこちら!

〈前半フォーメーション〉
980321-1
SUB:小針・菅原・利三・中村・石塚

[交代]
[警告]

ハーフ
タイム

後半はどこか代えてくるかな・・・と思いつつ、でもグランドでは控えの5人が練習しているので交代はないんだろうな〜。ピッチに出てくる選手の姿を確認、選手交替は、とりあえずなさそう。カズと林くんが、何やら身振り手振りつきで打ち合わせてる。まさか、左サイドの守備についての打ち合わせぇ?ちょっとぉ〜、勘弁してよぉ〜。もっとカズには攻撃に重点を置かせてあげたいけど、今の布陣じゃあなぁ〜。と思っているうちに、後半が開始。

後 半

ヴェルディの選手交代はなし。後半もシステムは変わらず。やはりヴェルディ陣内での展開が多いです。今度は3ボランチがまるごと右に寄って、空いた左にやはりカズが下がってる。どーいうことなんでしょう?ニカの指示なんでしょうかね?指示でなきゃあいつまでもそんなけったいなことする訳ないでしょうしねぇ。そして58分、またもDFラインがゴチャついたところをつかれて失点。哲さんの「まだ時間はあるぞ!」の声が空しく響きます。69分にヤス・林と中村・利三を一度に代えて4バックに。両サイドバックが入ったことで明らかに守備が安定し始め、やっとサイドを有効に使った攻撃の形が作られるようになってきました。それによって、2列目への守備の負担が軽減されたことが一目瞭然。カズやゾノがドリブルで上がるシーンも見られるようになってきました。そして攻撃でボールキープの時間が長くなったことによって守備の方もやや安定してきました・・・でも85分にはクラウジオに見事なゴールを決められてしまいましたが。ただ、今度は中盤の底に前線へのつなぎ役がいない。ということで、攻撃の起点はカズや前園が下がってボールをもらいに行き、それをドリブルで持ち込んでくるしかありません。けれど、カズはかなり厳しいマークを受けてましたし、前園も、もともと長い距離をドリブルしてくるタイプではないので、グラウンドを広く使っての展開は、やっぱりできず。ミニラ・利三からの展開でチャンスを何度か作ることが出来ましたが、ものすごく惜しいチェンスもありましたが、残念ながら得点にならず・・・大差での敗戦となってしまいました(T_T)。写真はこちら!

〈後半フォーメーション〉
980321-1

980321-2

[交代]69分 ヤス→利三
    69分 林→中村
[警告]エンリケ(1)

試合後

収穫と言えるのは高木のゴールだけですかねぇ。守備にしろ攻撃にしろ大きな疑問を感じたまま終わった開幕戦でした。(その後、平塚駅前の喫茶店で2時間以上も話し込んでしまいました。家まで2時間くらいかかるのに(^ ^;))次になにかつなげてくれればいいのですけど・・・。

感 想

SHARRA今年に入ってから見てきた練習〜キャンプ〜練習試合を通して、今日の試合が一番悪かったような気がします。ここんところの練習試合で「ピリッとしないなぁ・・・」と感じていましたが、その不安が最悪な形に出てしまいました。3バックはずっと不動のオーダーだったのになぁ・・・。ボランチはヤスさんを除いてきーちゃんは代表合宿後から、モアシールは先週からの合流。そんなところにズレが生じたりしているのかなぁ・・・。先週の練習試合までは、ラモスが不在の場合は智くんが入ってましたからねぇ。まぁ、私は「ボランチ」に関してはきっと冷静に判断できないでしょうからねぇ(^ ^;)。とにかく次のホーム開幕戦、なんとか「今年のヴェルディは違うぞっ」ってところを見せて欲しいものです。楽しかったのは「V6」のイベントだけだったりしないように・・・。

MIEBOOキャンプを見には行っていない私としては、3−3−3−1布陣での、真剣勝負の試合を見るのは初めてでした。今後どうなるかはわかりませんが、とりあえず今日の時点では、失敗でしょう。選手個々の力が云々というレベルではなく、まずは、3−3−3−1がこなれてないというか、そんな感じでした。とにかくこの布陣、「守備も攻撃もサイドをどう守って、どう使うのか」そこに問題山積、課題山積状態ですねぇ〜。とくにKAZUは、右サイドに偏る守備と攻撃のとばっちりで、左サイドのスペースを消すのに腐心させられてる感じで、「もう、勘弁してよぉ〜」って、何度つぶやいたことか・・・。後半25分ごろ、4バックにしてからは、やっとエンジンがあったまってきたって感じになって、多少、攻撃の形が出てきましたが…それでもなぁ〜。どこも問題はあるのですが、一番の問題は、やっぱりディフェンス。ディフェンスが安定してないと、おちおち攻撃なんかしてられませんよね。3バックの左右2人(エンリケと林くん)は、まずは、しっかり守ること。それが一番大事だと思うのですが、とくに、エンリケが上がりすぎだと思います。さらに、かなり深刻なのは、ボランチのところじゃあないかっていうのが私の印象です。ボランチは、一番グラウンドを見渡せるんですから、もっとグラウンドを広く見て、ボールを左右にちらすような展開が必要だと思います。う〜ん、次の試合までは、わずかに3日ほど。修正できるんだろうか?不安だ!!私たちとしては応援するしかない!!頑張れーっ!!

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