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「炸裂!スポーツパワー」

独占! KAZU、同乗インタビュー in クロアチア (1999.04.25)

4月21日(水) 小倉アナ、成田を出発
4月22日(木) 16時間後、小倉アナ、ザグレブへ到着→KAZUの写真を持ってKAZU探し

小倉

「Excuse me! I want to meet KAZU」

道行くおじさん

「英語はわからないよ!」

小倉

「Can you speak English? Do you know?」

若者

「Yes! Yes」

小倉

「Where is he playing?」

若者

「Here right here!(その右だよ)」

小倉

「Really? Thank you! よかったぁ〜」

空き地の方へ行き探すが…

小倉

「いない、いない、いない、子どもばっかりだ!」「カズゥ〜!」

っとそのとき、超かっこいい紺のアルファロメオGTVが…。テレビクルーが囲んでいる…

小倉

「あっ、あっ、カズさん…カズさん…」

車が止まり、チャコールグレイのシャツに黒のスーツ、紺色のグラサンのKAZUがさっそうと車を降りてくる…

小倉

「おはようございます…」

KAZU

「着いたぁ?」

小倉

「はいぃ。もうよかったです…お会いできないかと思ってドキドキしてました…」

画面変わって、車に乗り込むKAZUと小倉アナ。

KAZU

「君、あれ、悪いけど…女性はじめてだからね、この車乗るの…」

小倉

「えぇ、うそぉ〜?」

KAZU

「そいで、この車がついてる車かどうかも、関係するからね」

小倉

「えっ! ドキッ! この車で試合に行ったことは?」

KAZU

「ある、昨日…負けた」

2人して、ペットボトルの飲み物を口にしながら…

小倉

「いただきま〜す(と蓋を開ける)…」(プシュッ! 炭酸がこぼれる…)

小倉

「えっ! (こぼしながら…)信じられない…(苦笑)」

KAZU

「きみ! 大丈夫…、拭いて!」

画面変わって用意万端…

小倉

「Let's GO!」

(KAZUのアルファロメオはマニュアル車です)

ちなみに、この日は雨あがりっぽく、天気も悪い

KAZU

「天気がいいとねぇ〜」

小倉

「クロアチアって、街としてはきれいなんですかぁ?」

KAZU

「きれいなとこと、汚いとこがあるね」

小倉

「どうなんでしょう?」

KAZU

「でも、おれは好きだよ、ここ…」

小倉

「って、どこがですか?」

KAZU

「ザグレブ…あと3年くらいいて大丈夫」

プレーシーンが画面出入り

KAZU

「そりゃあ、起用法とかさ、いろんなこととかで悩んだり、嫌なこともあるけど、でもそういうのも1つ成長するための勉強だからさ、そうやって受け止めながら比較的っていうか、楽しくサッカーできてると思うよ」

KAZU

「北澤に電話してみようか?」

小倉

「あっ!します!します!」

KAZU

「北澤、これ(同乗インタビュー)やったんでしょ?」

小倉

「そう、やりました!ねぇ、おれも海外行きたいよ…」

KAZU

「言ってたぁ?」

小倉

「う〜ん、そんな話ばっかりだよって…。英会話行ってるんだ…って言ってました」

KAZU

「へぇ〜、ほんとぉ?……
おぉお〜、ズーカーだけど…。あー、今(英会話の)勉強中かぁ?……
How are you?This is frank speaking.
ここ、クロアチアの人、結構、英語しゃべるよ、みんな。
うん、女の子なんか、みんな英語、あなた英語、下手ね…なんて言われちゃったから…。あれよ、情けないよ…。
まあ、頑張るよ、おれも…。おお、いい感じだよ、
今調子いいからね…結構。(と、き〜ちゃんとの国際電話終了)」

っと、前に軍の車が…

小倉

「おぉ〜、怖い! 怖い! なんぞ? あれは、なんぞぉ?」

KAZU

「軍隊でしょ」

小倉

「なんですかぁ、あれは、よく走ってんですか? すごい怖い」

KAZU

「やっぱ、コソボの人もいるし、ボスニア出身の人もいるし、
っで、ボスニアの選手の中には家がなくなちゃった人もいるからぁ、
戦争自体よくないっていうけどぉ〜。
それをやられてたからさぁ〜、今までさぁ〜、
だから、今回、NATOが攻めてるじゃん?
それに対しては、すごく複雑みたいよ」

画面変わって、KAZU、クリーニング屋さんへスーツを出しに

KAZU

「××、●●、▲▲…(何か、いろいろとクリーニング屋さんへ言ってる)」

小倉

「結構、注文…こまかいですね」

KAZU

「やわらかく、やさしく、ドライにやってくれ…って言った。
(苦笑しながら)おんなじこと、ずっと繰り返してんの…」

小倉

「ハハハハハ…! 柔らかく、やさしく、ドライに! ハハハ…!」

車に戻り、突然、カーステからルパン3世のテーマが流れる

KAZU

「これ、知ってるぅ? ルパン3世…」

小倉

「(笑)」

KAZU

「一番、初期の頃のテーマだよなぁ」

小倉

「ルパン3世とか好きなんですかぁ?」

KAZU

「大好きだねぇ。ルパン3世になりたかったんだよ、ちっちゃい頃。
サッカー選手にならなかったら、ルパン3世になりたかった」

小倉

「五右衛門よりも…」

KAZU

「…おれ、やっぱ、ダメなんだよね。
どうしても、映画でもそうなんだけど、やっぱ主役をやりたがんだよね…」

小倉

「あっ、なるほどぉ〜、やっぱセンターにいたい?」

KAZU

「そう」

小倉

「そういうのって性格なんですかねぇ〜?」

KAZU

「性格だろうね」

小倉

「ハハハハハ!」

話変わって…(この間、ずっとKAZUは運転中)

KAZU

「クロアチアの料理、食べたぁ?」

小倉

「ない、食べてないんですよ。…食べにいきません?」

KAZU

「うまいよ…かなりいいよ」

小倉

「食べにいきません?」

KAZU

「今日?」

っというわけで、KAZU行きつけの、クロアチア料理のお店へ

小倉

「いつも日の丸つけて君が代歌ってるKAZUさんって、
すごいイメージわくんですよ、一番…」

KAZU

(豪快に食べながら…)「う〜ん……だから、なにぃ?」

小倉

「だから、帰ってきてくれないかなぁ〜って思って…」

KAZU

「う〜ん、日本代表としてはね、こうやってプレーしている以上、
そこに立つことがね、一番選手として、価値としても、
誇りとしてもあるわけだから…そりゃ、目指しますよ、当然。
全日本はね」

小倉

「ヴェルディとかに戻る気は、全然ないんですかぁ?」

KAZU

「ないね、今」

小倉

「ない…そんな、はっきり言っちゃうんですかぁ?」

KAZU

「日本にでしょ? まっ、ないね」

小倉

「KAZUさんって、いつもワールドカップとか世界とかって
口にするじゃないですかぁ?」

KAZU

「うん…」

小倉

「でも、日の丸が大事だ…っていうじゃないですかぁ?」

KAZU

「うん…」

小倉

「KAZUさんが求めているのは、日本代表なのかぁ?
そうじゃなくってぇ、こうやってクロアチアとかイタリアとか、
本場でずっとやっていくことなのかぁ?」

KAZU

「やっぱ、サッカーが文化になってるぅ、国でやることがベストじゃないかと思う…
選手としては…」

話変わって…

KAZU

「う〜ん、人間年を重ねて、そりゃあ、体力的に衰えるってことは絶対あるから…
でも、オレにしかできないことがあるしさぁ」

小倉

「たとえば?」

KAZU

「たとえば…若い奴と組んだとき、その若い奴の力を引き出してやるとか…
自分のプレーっていうのは、こういうもんだって決まっちゃってるじゃん。
プレースタイルにしてもさ…」

小倉

「分析済みなんですかぁ?自分のプレーを…」

KAZU

「だけどぉ〜、0.1%でも成長しようと思えば、絶対できると思う。精神力で…」

食べ終わって車に戻りながら…

KAZU

「なんで、こんなに汚いのぉ? これ」

雨でドロドロになったKAZUの車を見て…

KAZU

「今日、洗ったんだゼ。今朝、洗って来たんだゼ。
まあ、しょうがねぇな、形あるものは、いつかは壊れる」

再び車に乗って

小倉

「KAZUさん、ちょっと今からドライブしませんかぁ?」

KAZU

「カフェに行こう!」

小倉

「カフェに行く!!
行きます、行きます…いくらでも行きます!
飛行機、明日だもん…大丈夫!」

っということで、ザグレブ市内観光へ……(終わり)

画面変わって、スタジオ…

小倉

「KAZUさん、のびのび、サッカーに集中してるんだなぁ〜って思いました。
オレは、プロとしては、そんなに安くはないんだ…って、
はっきりおっしゃってました…」

KAZUの書いた色紙には…

『初ゴールのとき、カメラの前で、炸裂カズダンスを披露します! 1999.4.22 KAZU』 

 

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