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(1999.4.21〜5.10)

 このページでは、新聞・雑誌やTVなど、各メディアにおけるKAZU関連のデイリーなニュースをまとめてみました。

「KAZU's COMMENTS」でKAZUのコメントをご覧ください。


1999.05.10

▼C・ザグレブ 次戦へ向けて入念調整

ヴァルテクス戦から一夜明けた10日、KAZUらCザグレブ・イレブンはホームのマキシミル競技場内グラウンドで練習を行った。前日の試合後には、会場のあるバラズディンからバスでザグレブに直行。市内に戻って後泊という異例の管理態勢で気合を入れ直した。


1999.05.9

▼C・ザグレブ、対ヴェルテクス戦、KAZUは不出場も2−1で勝利、自力Vが復活

C・ザグレブは9日、アウエーのグラドスキ競技場でバルテクスと対戦し、2―1で勝利をおさめた。決勝リーグの初戦、HDザグレブ戦以来4試合ぶりの勝利。KAZUは4月25日のハイデュク戦以来、2試合ぶり2度目の出番なしに終わった。
V候補の大本命がここまで3位と苦戦続き。4月23日から指揮を執るイリア・ロンチャレビッチ監督はミキッチ、ショコタ、シミッチと若手FWを起用して立て直しを図った。そのため、外国人のKAZUやミクレナスの出番は減り、ついにミクレナスはスタンド観戦。前半2分、FWミキッチがこぼれ球を左足で蹴り込んで先制。4分には右からのクロスをFWカンベロビッチにヘッドで決められ同点とされた。しかし、後半29分、MFユリチッチがCKを右足で蹴り込み、決勝点。チームは優勝戦線に生き残った。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

前半は駄目だったが、後半良くなった。
KAZUには水曜日(HDザグレブ戦)に頑張ってもらいたい。

スポニチ

ミウラ?次の試合でプレーすることを願っている。

トーチュー

次の試合にはミウラを出したい。

●KAZU、6戦連続先発から外れるも「移籍しない」と明言

9日のヴァルテクス戦で2試合ぶり2度目の出番なしに終わったKAZUだが、来季もクロアチア・ザグレブでプレーすることを明言。もちろん、控えに回ることに満足しているわけではない。だが、チームは、優勝も欧州チャンピオンズリーグ出場権もまだ、手が届くところにある。出場機会に恵まれないのなら、移籍した方がいいのではという声にも、来シーズンもチームに残留、あくまでクロアチアで巻き返しを図る決意。

ユリチッチ絶望


1999.05.8

▼ロンチャレビッチ監督「KAZUは好き、でも使えない」

3位のC・ザグレブのロンチャレビッチ監督は、最下位バルテクスとのアウェイ戦を翌日に控えた8日、実戦練習でシミッチ&ミキッチの2トップをテスト、KAZUの6試合連続先発落ちが決定的となった。監督はKAZUの起用について、厳しい見解を述べた。
ロンチャレビッチ監督としては「走るサッカー」を展開したい。だが、チームの顔といえる存在で、別格扱いされているプロシネツキは、たとえ監督の理想とする動きができない場合でも、外すわけにはいかない。逆に、もしKAZUを使って結果が出なければ、自らの責任を問われるため、保守的なさい配を選ばざるを得ず、KAZUの先発起用が難しい。肉体的なことよりも精神面が大きいとされるC・ザグレブの危機的状態。アウェイ3連戦をいかに乗り切るかが最大の課題。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

アイ・ライク・KAZU。
今のチームは危機的状態にある。そういうときに加わったKAZUは不幸だ。チームが調子良ければKAZUにももっとチャンスがあっただろう。
今のチームの危機的状況では(先発出場などは)難しい。
16日のリエカ戦までに2連勝できれば、チームは変わる。

スポニチ

KAZUのプレーは好きだが、チームは重大な危機に面している。
だから今は使えない。

●地元紙でKAZU「NO.1アタッカー」の評価

一般紙「ユタリスト」がC・ザグレブのFW特集を組み、KAZUの先発待望論を掲げた。「NO.1アタッカーはミウラだ」の見出しで過去10戦の出場分数、平均評価などを分析。
KAZUは無得点にもかかわらず、トップの6.5点の高評価を得た。シミッチ&ミキッチが6点、コズニク5.4点、、ミクレナス5.3点だけに、その数値はダントツ。


1999.05.7

▼午前・午後の2部練習再開

C・ザグレブは、9日の対ヴェルテクス戦に向けて、2部練習をおこなった。

●カミュガ会長がKAZUをPK役に指名

逆転優勝を厳命するズラトコ・カミュガ会長は、練習場を訪れた際、KAZUに直接会い、PK役を指名、実際にボールを蹴るジェスチャーを交えながら、「君がPKを蹴ればいい」と語った。ここ2試合、プロシネツキが連続して失敗し、引き分けにできる試合を落とし、勝てる試合を引き分け、勝ち点3を損した格好。

ロンチャレビッチ監督

日刊

(PKを蹴る選手について)
プロシネツキを責めないが、負担をかけたくない。

スポニチ

(PKを蹴る選手について)
まだ分からない。


1999.05.6

▼KAZU、オフ日に右足痛治療

チームがオフの6日、KAZUは右足痛の治療に専念。

●KAZUにイタリアからボーナス

クロアチア・ザグレブのKAZUに、イタリアサッカー協会から臨時ボーナスが出る。1994年7月から、95年6月までセリエAジェノアでプレーした分の積立金が返還される。セリエAではチームが選手に年俸を払う際、その一部を協会に積立金として納める年金制度があり、ジェノアでプレーしたKAZUにも、「Kazuyoshi Miura」宛名でイタリアサッカー協会からの通知が届いたもの。協会によると、213万リラに57万リラの利子がつき270万リラ(約18万円)。

●KAZU、北澤選手の代表候補復帰を祝福

北澤選手の代表候補復帰の報を聞き、KAZUも自分のことのように喜んだ。


1999.05.5

▼KAZU、残留組で調整も、練習試合は右足痛で別メニュー

C・ザグレブは5日、午前中はマキシミル競技場内グラウンドでトレーニング、午後からはクロアチアリーグ3部ロコモティーバと練習試合を行った。GKラディッチ、DFユリッチ、MFツビタノビッチ、ユルチッチの代表組がスペイン代表戦のためチームを離れているだけに、残留組は9日のヴァルテクス戦へ向けて調整に余念がなかった。
しかし、午後の練習試合、KAZUHがシュート練習のやり過ぎからくる右足痛でチームには帯同せず、居残りで筋トレをおこなった。

スペイン代表vsクロアチア代表 3−1


1999.05.4

▼C・ザグレブ、対ザグリエ代表と記念試合

4日午後、KAZUらCザグレブ・イレブンは、ザグレブ近郊のウェリコ・トリゴビスチャで、ツジマン大統領の誕生日記念試合として、ザグリエ代表と対戦し、6―1で勝利をおさめた。試合前には国歌が流れ、雰囲気を盛り上げたが、選手の顔見せのためにMF6人を先発させるなど、完全なオープン戦。KAZUも後半からFW出場し、10分と23分にシュート2本をはなったが無得点、チャンスメークに徹するしかなかった。

●KAZU、オフはブラジルへ

KAZUは、26日に決勝リーグを終え、30日に、マルセイユで行われるパパンの引退試合に、世界選抜の一員として出場した後、日本には帰らず、オフをブラジルで過ごすことを決めた。6月中旬に予定されているチームの合宿まで、自らの第一歩をしるした地ブラジルで英気を養う。

●C・ザグレブ 逆転へ徹底管理

逆転でプレーオフ優勝を目指すC・ザグレブが異例の“管理サッカー”を打ち出した。試合前日、ベンチ入り選手でホテルに宿泊する「前泊」に加えて、ロンチャレビッチ監督は試合当日後の「後泊」の実施を表明。
もともとC・ザグレブは、ホームでも試合前日には市街からバスで30分ほど離れた所にあるホテル(通称、禁欲城)に宿泊してきた。しかしロンチャレビッチ監督は、自らの戦術を短期間で浸透させ、また、ザグレブでの水、土曜、夜の「フィーバーナイト」における夜遊びを防ぐため、ロンチャレビッチ監督は、「後泊」を決めた。
今後、週2試合の強行日程を、選手は7日間で火、水曜日&土、日曜日の計4泊を外泊することになる。また、26日のヴァルテクスとの最終戦までオフは1日しかないことも決定。

ロンチャレビッチ監督

次の試合がラストチャンスになる。

クロアチア・ザグレブ、ユース選手がプロ契約


1999.05.3

▼KAZU、16分間出場で監督も認めた

クロアチア・ザグレブのKAZUがロンチャレビッチ監督の信頼を勝ち得た。2日のオシエク戦では16分間の出場だったが、KAZUのプレーが高く評価され、この1週間、試行錯誤を繰り返したポジションも本来のFWに落ち着いた。MFとしてのプレーを披露したことにより、ゲームメークのできる選手だということをチームメートに知らしめた。
KAZUは、一夜明けた3日、約1時間半の午前練習でもシュート練習を繰り返し、精力的に取り組んだ。張り切りすぎて右ひざ裏に痛みを訴える場面もあったが、大事はなさそう。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

(5月2日のKAZUのプレーについて)
ファンタスティックだった。満足している。
今後、アタッカーとして使う。

スポニチ

(5月2日のKAZUのプレーについて)
ミウラはファンタスティックだった。動きにも満足している。
これからはアタッカーとして使う。

●KAZU密着特番 日テレ6月6日に放送

クロアチアリーグのKAZU追ったドキュメンタリーが6月6日に放送される。日本テレビ「三浦知良・夢の続き・ザグレブ170日の戦い(仮題)」(6月6日深夜0時25分放送)で、同局のクルーが4月7日から22日までKAZUに密着。人間KAZUの苦悩や、戦術の違い、言葉の壁と戦う姿などを追っている。

FWミキッチ、マラリア感染


1999.05.2

▼対オシエク戦、KAZU後半29分に出場、1−1のドロー

2日、4連覇を狙う3位C・ザグレブはホームマキシミル競技場で5位のオシエクと対戦。KAZUは5試合連続の先発落ち、ベンチでのスタートとなり、ザグレブの先発FWはコズニク、ミクレナスの2トップで臨んだ。
チームは、前半4分、相手に先制され最悪の立ち上がり。その後、プロシネツキがPKを決めて同点となったが、リズムにのれず、後半29分、KAZUを投入。その直後の後半35分、KAZUは相手に倒されPKを得た。しかしプロシネツキがまさかの失敗。その後もKAZUは再三チャンスメークし、鋭い動きを見せた。しかし、計28本のシュートを放ったものの、結局1―1。勝ち点は31止まりで痛いドローに終わった。
わずか16分ながら、KAZUは輝きを見せた。チームはKAZU投入前までの74分間とは全く違う、テンポのいい攻撃を展開できるようになった。


1999.05.1

▼ロンチャレビッチ監督、KAZUの起用法について発言

1日におこなわれた定例記者会見で、ロンチャレビッチ監督が「(KAZUの出番が減ったことに伴い)日本企業、プレス、観客がマキシミル競技場から離れているが、どう思うか」という地元紙記者の質問に答えて、KAZUの起用法について特別起用しないと発言。

ロンチャレビッチ新監督

スポニチ

たとえ日本人報道陣が減っても、ミウラを無理に使うことはない。

「ユタリニリスト」紙・ジダク記者

スポニチ

最初は60人いた日本人プレスが4人になってしまった。サポーターも来ないし、チームにとっても問題だ。

●りさ子夫人&良太くん帰国

1日、約2週間滞在した理佐子夫人、長男・良太君が帰国。


1999.04.30

▼上層部の見学する中、KAZU、控え組で練習

クロアチア・ザグレブは、30日、マクシミルのメインスタジアムで、カミュガ会長やノボセルGら、クラブ上層部が見守る中、フォーメーション練習を繰り返した。
控え組でプレーしたKAZUは、右から絶妙のクロスや、イエリチッチにピンポイントのラストパスを出してアシスト記録するなど絶好調。プロシネツキからも「ブラボー、KAZU」と言われたが、KAZUが先発組に入ることはなかった。
また、引き続きレギュラー組がユース相手にフォーメーション確認をする横で、KAZUら控え組はシュート練習を繰り返した。
なお、2日午後5時(日本時間3日午前0時)から本拠地マキシミル競技場でおこなわれる対オシエクで、ロンチャレビッチ監督はKAZUを終盤に投入する構想を示唆した。

●KAZU、地元出版社からのサッカー本モデルを断る

地元の出版関係者からサッカー本のモデルの依頼を受けたが、KAZUは、「ラディッチやプロシネツキと同じくらい、しっかり試合に出られるようになってから」と断った。


1999.04.29

▼ミニゲームでも積極的プレー

この日のミニゲームでも積極的にボールに絡み、前線のミクレナスへパスを通すなどMF的なプレーにも意欲的。

▼KAZU、MFでのスタメンを目指して<スポニチ>

29日、クロアチア・ザグレブは、マクシミルスタジアムで練習を再開。次戦の対オシエク戦は、ルカビナとミキッチがイエロー累積で出場停止、また、イエリチッチが首脳陣批判をしたため出場停止。中盤の戦力が足りなくなり、KAZUにもチャンスが出てきた。

●クロアチア俳句協会が「花見会」にKAZUを招待する計画

現在ザグレブ市内では桜が見頃。在クロアチア日本大使館の照内2等書記官も「クロアチアにも桜はあるんです」と語り、3月の「ひな祭り」に続き、クロアチア俳句協会が「花見会」にカズを招待する計画を進めている。

●川崎市長、対リエカ戦でKAZUを応援<日刊>

リエカと20年前から友好都市になっている川崎市の高橋清市長が5月14日から22日までリエカに滞在し、16日の対C・ザグレブ戦の観戦を予定している。高橋市長は「ぜひ(KAZUに)会って激励したい」と言い、この日ばかりはKAZUの応援につく。


1999.04.28

▼KAZU、クロアチア代表vsイタリア代表戦を観戦

マクシミルスタジアムでおこなわれたクロアチア代表vsイタリア代表戦を観戦したKAZUは、とくに、イタリアの攻撃にくぎ付け。
これまでのC・ザグレブの選手にはない、2列目からの飛び出すようなプレーで、得点を狙い、チームに貢献することを誓った。

▼17日ぶりのオフでKAZU、リフレッシュ

クロアチア・ザグレブは。28日、17日ぶりにオフ。

クロアチア代表VSイタリア代表戦 0−0


1999.04.27

▼KAZU、練習試合でMFとしての新境地

クロアチア・ザグレブは、27日、クロアチア2部リーグのビヨルバルと練習試合をおこない、前半のコズニクとシャリッチのゴールにより、2−0で勝った。
この試合、KAZUはFWからMFにポジション転向。チームの司令塔として90分間フル出場し、前半66回、後半44回、合わせて110回のボールタッチを記録。ロンチャレビッチ監督と観客の絶賛を浴びた。
最前線の右にコズニク、左にミクレナス。ロンチャレビッチ新監督はKAZUに2トップ下のポジションを指示した。すべてのボールがKAZUを経由、ミクレナス、ミキッチ、コズニクらにスルーパスを送り、サイドチェンジのパスも、味方の足元にピタリと合う。明らかにKAZUがゲームを動かし、存在感があった。
試合後、ピッチになだれこんだファンの多くが、KAZUの周りを取り囲んだ。 ロンチャレビッチ監督からも高い評価を得た。
しかし、今後は、クロアチア代表のプロシネツキ、ムイチンらがいる激戦区・中盤に挑むことになる。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

KAZU(のプレー)はゴールから遠い。彼はFWじゃない。
ミウラがいい選手だということが分かった。
この試合、彼は最高だった。

スポニチ

ミウラは得点から遠ざかっているし、FW向きではない。
きょうの動きには満足している。


1999.04.27

▼KAZU、次戦の対オシエク戦も先発困難に

定例会見でロンチャレビッチ新監督は、次節の対オシエク戦(5月2日)でFWコズニクを起用することを示唆。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

次の試合にはFWコズニクとMFムイチンを先発させる。ミウラの先発はないだろう。

スポニチ

(次戦の対オシエク戦では)
コズニクとムイチンを使おうと思っている。

●専属トレーナー、再びザグレブ入り<スポニチ>

KAZUが全幅の信頼を置く「スポーツケア・PNF研究所」の竹内章高トレーナーが2度目のクロアチア入り。

竹内トレーナー

1カ月ぶりで心配でしたが、体は問題ないです。

●KAZU、クロアチア代表VSイタリア代表戦を観戦予定

KAZUが、28日に予定されている、マキシミル競技場でのクロアチア代表―イタリア代表戦を観戦する。


1999.04.26

▼試合翌日に2部練習を決行

ロンチャレビッチ監督は26日、試合翌日にもかかわらず午前、午後の2度、練習をおこなった。
前日(25日)の対ハイデュク戦ナイターを終え、深夜チャーター機でザグレブに戻る強行日程。それでも9戦目で初の不出場を味わったKAZUは精力的にメニューをこなした。
KAZUは、強烈シュートを連発し、1対1で相手をかわすトレーニングでは、マケドニア代表DFセドロスキをフェイントで軽々と抜き去るテクニックも披露。全体練習終了後にはGKブティナを呼び止めて居残りPK特訓をおこなった。

●急遽、練習試合を決行

クロアチア・ザグレブは、ザグレブから約80キロ離れたビエロバルで、クロアチアリーグ2部のビエロバルと練習試合をおこなうことになった。


1999.04.25

▼KAZU出番なし、チームも自力V消滅

ロンチャレビッチ監督となって初めての試合、3万6000人が詰め掛けた国内リーグ最大の一戦、25日の対ハイデュク・スプリト戦は、計7枚のイエローカードが飛び交う荒れた展開となった。
この試合、KAZUはクロアチア・ザグレブに移籍以来、公式戦9試合目で初めて、出場なしに終わった。
チームも0―1で敗れリエカ戦に続き無得点の連敗。首位リエカとの勝ち点差が5に開き3位に転落、自力Vが消滅した。
チームのユース統括部長だったロンチャレビッチ氏は、シミッチ、ミキッチという自らが育てたクロアチアの選手を起用。移籍加入の外国人選手であるKAZUとリトアニア代表のFWミクレナスについては、よく知らないという理由で起用しなかった。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

(KAZUを起用しなかったことについて)あまり知らなかったから。

スポニチ

チームは精神的に充実していなかった。
KAZU? 私はまだ彼のことをよく知らない。
これから彼のことが分かるようになってから使おうと思う。

報知

(KAZUを起用しなかったことについて)まだ知らない選手を使うわけにはいかなかった。

カミュガ会長

日刊

慎重な選手起用だったんじゃないか。

サンケイ

攻撃にいい選手がいないのが不振の原因。


1999.04.24

▼アウェイの地、スプリットへ移動

本拠地ザブレブから南へ約500キロ。クロアチア・ザグレブは、マクシミルスタジアムで調整練習後、24日夜、空路、アドリア海沿いの港町スプリット入りした。
練習後、飛行機移動で到着したのは午後10時半。
監督交代などによるピリピリした雰囲気はなく、プロシネツキ主将もトランプを楽しむなどした。移動までの時間にはワールドユースの試合をテレビで観戦。

●プロシネツキがKAZUにゲキ

C・ザグレブのMFプロシネツキがKAZUにゲキを飛ばした。移籍当初はプロシネツキからKAZUへパスが通らなかったが、それも改善され、信頼感も増している。2人のホットラインが4年連続優勝へのカギを握っている。

プロシネツキ

KAZUは選手としても人間としても素晴らしい。チームに慣れればもっと力を発揮できる。
われわれはチャンピオンにならなければいけない。

●C・ザグレブ「人間・KAZU」ドキュメント

クロアチアで奮闘するC・ザグレブのKAZUの人間性にスポットを当て、日本テレビが異例のドキュメンタリー番組制作することになった。
「ニュースプラス1」のスタッフ今月(4月)初めのポーレッチ合宿からクロアチア入りしてKAZUに密着、その奮闘ぶりを取材。
今回のドキュメントの狙いは「人間〜三浦知良」でサッカーだけではなく、1人の男としてクロアチアでチャレンジを続けるその生きざま。チームメートとの食事のシーンやホテルでのインタビューも収録されている。

担当ディレクター

我々はニュースの人間です。KAZUさんのクロアチアでの生きざまを、スポーツ番組としてではなく、視聴者の方に伝えたい。あくまで真面目につくるつもりです。


1999.04.23

▼非公開練習で守備的布陣

ザイエック電撃解任後、ロンチャレビッチ新監督は、これまでの3−5−2から3−6−1にシステムを変更。この日の非公開練習では、ユルチッチ&ビスチャンのダブルボランチによるアウエー用布陣を入念にテストした。1トップにFWシミッチを起用。KAZUはスーパーサブとして途中出場が濃厚。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

彼(KAZU)は何かを変えられる選手。ハイデュク戦では使う。就任してわずか2日でハイデュク戦に臨まなければいけない。あまり大きくチームを変えることは、かえってマイナスだ。

スポニチ

たった2度の練習で試合だから(前任監督の時と)選手をあまり代えずに臨みたい。ハイデュク戦までには時間がないが、本来、監督とは自分の色を出さなければならない。


1999.04.22

▼C・ザグレブ ザイエック監督を解任

KAZUの所属するクロアチア・ザグレブは、22日午後、緊急最高顧問会議を開き、ベリミール・ザイエック監督が解任された。同時に、後任にはロンチャレビッチ新監督が就任することを発表。21日のリエカ戦でザイエック監督は、KAZUを突然外すなど試合直前になって先発メンバーを変更。試合途中からほとんど練習していない3トップの布陣を敷いたりと、不可解なさい配が目立った。1次リーグ戦でヴェルテクスに敗れた時点で最後通告を受けていたこともあり、監督の座を追われることになった。

ロンチャレビッチ新監督

日刊

とりあえずはザイエック監督と同じようになるだろう。ミウラにはいい印象を持っている。

スポニチ

ザイエックは初めての監督経験だったが、私は内部の人間だ。
ハイデュク戦(25日)に負けたら優勝できない。精いっぱいやる。ハイデュクは強いが、気持ちで負けなければ勝てる。
(KAZUについて)良い選手だ。アタッカーとしてだけでなく、新しいものをチームにもたらしてくれる。練習を重ねればさらに良くなる。

▼KAZU、ミニ戦で2得点

21日の対リエカ戦敗北から一夜明けた22日、C・ザグレブイレブンはマキシミル競技場内グラウンドで約1時間半の練習をおこなった。MFプロシネツキら前日フル出場した選手は室内で軽めの調整。KAZU、ユルチッチら途中出場組は、ザイエック監督も混じって、控え選手とともに雨中のミニゲームをこなした。KAZUは2得点1アシストの活躍を見せ、精力的に動き回った。

クロアチア、新聞スト


1999.04.21

▼対リエカ戦、KAZU後半から出場もノーゴール、チーム首位陥落

C・ザグレブは21日、マキシミル競技場でリエカと対戦。
試合前、KAZUの先発出場を明言したザイエック監督だったが、結局ミクレナスを起用。直前で控えが言い渡されたKAZUは、後半開始から投入されたが、3トップの布陣という戦術が徹底されていなかった。それでも、KAZUは右サイドからチャンスをつくって存在感をアピールしたが、理佐子夫人ら家族が観戦する中、チームは0―1で敗れ、2位に後退。
0―1で迎えた後半、沈黙する攻撃陣の起爆剤としてザイエック監督はKAZUを投入。ミクレナス、シミッチ、KAZUの3トップに変更して巻き返しを図った。8分、ドリブルから突進、左足で20メートルのミドルシュート。10分には、ムイチン―シミッチを経て再び届いたボールを右サイドから蹴り込んだが、GKの正面。22分には右サイドをドリブルで突破、センタリングをあげたが得点にはつながらなかった。結局、17本のシュートを放ったC・ザグレブだが、3本のリエカに屈し首位転落。

●KAZU、ユース代表のVを確信

KAZUがワールドユースU−20の快進撃に、エールを送った。初戦のカメルーンに1−2で逆転負けした試合とこの日のウルグアイ戦の途中からしか見ていないため「個人についてはだれがいいとかは言えない」と言うが、いいチームだと分析。ただし、フル代表にも通じるサッカーかどうかについては厳しく、まだまだ、成長が必要な部分は多いということも指摘した。


1999.04.21

▼ハイデュク戦の時間変更にもKAZU平然

25日のハイデュク―C・ザグレブ戦(スプリット)の試合開始時間が当初の午後4時30分(日本時間25日午後11時30分)から、午後7時(日本時間26日午前2時)に変更になった。突然の時間変更は選手には知らされない場合も多く、第2節リエカ戦の時間変更も試合前日に報道陣から知らされたほどだが、KAZU本人は、「ブラジルでもよくあったから」と平然。

●C・ザグレブ、KAZUクリスタルボール発売

C・ザグレブの公式グッズ店「FAN SHOP」に過去に例のない「破格の品物」が、KAZUのグッズコレクションとして追加された。
KAZUの笑顔と「Kazu Miura」の名前が彫り込んであるクリスタル製のサッカーボールで、重さは約5キロ。発売時期などは未定だが、関係者は日本での発売のために訪日するなど本格的な準備が進んでいる。価格は検討中というが、3万円ぐらいとみられる。こういったクリスタルボールは、 既にチームのものは作製されているが、選手個人はもちろん初めて。KAZUクリスタルグッズは、ほかに盾、文鎮、ワイングラスなど。現物を見たKAZUも「すごいね」とびっくり。
KAZUグッズは、ユニホームを皮切りにマグカップ、ポスター、マフラー…と既に10点。新入団選手のグッズがこれほどまでに生産されることは極めて異例。

ニフカ広報担当

数字は言えないが、KAZUグッズが売り上げの半分以上を占めている。

 

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