1999.02.21

1999.02.20　午前練習後

（ＭＩＵＲＡからＫＡＺＵへの変更について）
あんまり気にはしていないけど、やっぱり背中はＫＡＺＵの方がいいね。
名前のことは少し聞いたけど、１１番はどうかなぁ。
背番号は狙っている選手も多いからね。でも、自分で勝ち取るつもりで頑張る。

1999.02.21

1999.02.19　紅白戦練習後

（紅白戦のハットトリックについて）
いいボールが来たからね。２試合目だけど、緊張感は変わらないよ。

（ＰＫを蹴ることについて）
行くよ。蹴るよ。今度は決めたいね。
監督からやれと言われれば、なんでもやるよ。
試合は１試合だけではないし、１〜２カ月かけて、ゆっくりやっていきたい。

（新しいKAZUグッズが入荷されたと聞いて）
早いね。すぐ売り切れちゃうんじゃないの。

（紅白戦でのハットトリックについて）
１本はフリーキックからの得点だし、紅白戦だからね。焦らず２、３ヶ月かけてゆっくりやっていきたい。グラウンドはまだ重いね。
でも、調子はいいし、試合が楽しみ。環境にも恵まれている。体の調子は最高にいい。
集中すれば今度こそ決められるよ。

1999.02.20

1999.02.18　クロアチアデビュー戦での大活躍から１日明けて

（レギュラークラスであると認められたことを聞いて）
うれしいよ。

（高い評価の各紙を前にして）
こんなに、高いの−。すごいよね。
逆にこれだけ持ち上げられると次からが大変。気を引き締めるよ。次も頑張らないと。

どうしても勝ちたかった。
オレとミクレナスはチームで初めてだし、オフ明けの公式戦で勝つことは難しい。
きのう（17日）の試合に関してだけ言えば、オレ自身は満足している。
ＰＫ以外はね。ＰＫは狙いすぎた。
あの場面は３人に候補がいて、ムイチンやイエラ（イエリチッチ）が僕に「蹴りなよ」って譲ってくれた。思い切り蹴ったから悔いはないんだけれど、あれなら最初から「オレが蹴る」ってボールを取りにいけば良かったね。
アシストもできたし、ボレーシュートもいい感じで打てた。
（アシストについては）中央に味方が２人見えていたから、半分シュートのつもりで蹴った。ドリブル突破にしてもいいプレーができたし、ヒールパスもあった。持ち味は出せたと思う。体の調子がいい証拠。楽しくプレーするのが一番難しいことなんだけれど、特に後半はリラックスしてできた。
日本では点を取ることだけしか評価されないこともあったけど、こっちのサポーターはドリブルでＤＦを抜いたり、ヒールパスを決めたりするとしっかり反応してくれる。いいプレーをした時はちゃんと反応してくれたし、観客は４０００人かもしれないけど、それ以上の目があった。少ないとは感じなかったよ。
今までやってきたところ（ブラジル、イタリア）と共通している。凄くうれしかった。

交代時間もちょうど良かった。
（あそこまで延ばしたのは）監督が皆さんにサービスしたんじゃないかな。
最初、交代のボードを見た時「13」って出た時オレじゃないと思った。ヴェルディや代表でずっと「11」だったから…。“フル出場かな”と一瞬、思ったこともあったけれどね。こちらに来ての対外試合で一番長くプレーして、足も張っていたからちょうど良かった。一晩たって足の調子も悪くないしね。でも、それだって心地良い疲れだよ。これからも楽しんでやりたい。

（ザイエック監督の高評価について）現場で指揮するトップの人に好意的に受け入れてもらえてうれしい。プレーオフのここぞというときに、ゴールを決めたい。

（試合前は）緊張した。（デビュー戦は）何回やっても緊張するのかな。
こっちのＤＦは見えない所でユニホームを引っ張ったり汚いプレーも多い。でも、最初からガツガツやって気合を入れすぎても、イタリア（セリエＡのデビュー戦）の時みたいに鼻を骨折しちゃったりするからね（笑）。届かないのにジャンプしてもしようがない。
これからも楽しんでやりたい。気持ちの面でゆとりを持ってやっていくつもりだ。ゴールに対する積極性は忘れずにね。クロアチアで日本のサッカー選手といえばまだ違和感はあると思う。少しずつ（クロアチアの人の見方を）変えていくことはできるんじゃないかな。
試合に出るのが先決だけれど、次の試合では集中してゴールを決めたい。また頑張るよ。

1999.02.19

1999.02.17　クロアチアデビュー戦で大活躍して

（試合前）
いい天気になってよかった。どういう結果になっても楽しみたい。
夕べは眠れたよ。相手がどういうチームか分からないけど、相手を知らないことはブラジルでもよくあった。それに、僕はブラジルともやった。それ以上強いチームはないよ。
ピッチが軟らかすぎることと試合から離れていることが不安といえば不安だけど大丈夫。
常に自分のモチベーションを高めているんだ。
最初の試合だから、緊張するよ。待っている時間でいやだね。早くグラウンドに行ってユニフォームが着たいよ。
ミクレ、イエロ（イエリチッチ）ともやりやすい。
何人ぐらいお客さんは入るのかな。４０００人ぐらい見に来てくれたらいいね。
結果はどうであれ、サッカーを楽しみたいね。
９０分できるんだけど…。７０分で交代させられるんじゃないかな。とにかく代える監督だからね。

（試合後）
気合を入れすぎると顔や鼻を骨折する。ガムシャラにならないように自分に言い聞かせた。
４０００人とは思えないほど盛り上がって、観客が少ないという印象はなかった。
ずっと雪の上でばかりだったから、足にきたよ。
１点目の股（また）抜けは触ろうと思ったら触れたけど、大丈夫だと思った。
２点目は右に２人詰めていたので、斜めに出せば決めてくれると思った。
下がぐちゃぐちゃで、ＰＫはミスキック。残念だった。あれは入れたかった。
でも、一番は３―０で勝てたこと。それが一番大事。
最初の試合だから、どうしても勝ちたかった。
ＰＫ（失敗）以外はいいスタート。これから自分もどんどん良くなっていくよ。
次の試合は一発決められるようにしたい。
日本人がクロアチアでプレーすることはまだ違和感があると思う。ここでがんばってチームに貢献すれば自分も評価されるし、チームの実力も収入面もアップする。
これからも試合がたくさんあるので、のんびり楽しんでやっていきたい。

1999.02.16

1999.02.16　クロアチアデビュー戦を翌日に控えた軽めの練習後

（先発出場が正式に決まって）
先発？　そうだね。ずっと前からわかっていたでしょう。
よほど天気が悪くない限り出ると思ってた。
緊張はしていない。ジェノア（９４年イタリア）のときより余裕がある。
ゴール？　狙っていきたいね。
ただ、１０日間（土の上でのプレーを）やってないのは心配だ。
雪の上で“滑り込みサッカー”ばかりしていたし。
芝はいいけど、欧州は下が粘土みたいで、ふかふかしている。凍っているとダメというけど、暖かくなるのも難しいんだ。雪の時とは対照的に、ピッチがかなり軟らかくなっているので気をつけてプレーしたい。
でも、あしたは天気もいいみたいだし。
ＦＷだから得点の期待をかけられるのは当たり前だと思うけれど、やりがいを感じる。
ぶっつけ本番でいけると思う。楽しみだね。
（ＦＫは）蹴らせてもらえるならうれしいね。
でも、シャビッチがボランチか。あいつは下を向くからね。

（先発出場が正式に決まって）
よほど天気が悪くないかぎり、先発だと言われていた。

1999.02.16

1999.02.15　１５日午後の紅白戦練習後

（練習後、ザイエック監督としゃがみこんでの話し合いについて）
練習試合も中止になってぶっつけ本番だからね。
監督には分からないことがあったから、自分から聞きに行ったんだ。
（もう１人にＦＷ）ミクレナスとできるだけ並ばないように指示された。
２番手キッカーをやれ、と言われた。

（除雪作業がおこなわれたピッチの状態を見て）
雪の上でも他の選手よりよく動いていたつもり。でも、やっぱり雪がない方がいいからね。
期待にこたえられるように頑張るだけ。

（ザイエック監督との動きの確認をおこなったことについて）
ミクレナスは外に流れるので、ペナルティーエリアの横幅１６メートルの中でパスを待って、点を狙えと言われた。

（ＭＦプロシネツキとルカビナの故障欠場を聞いて）
ルカビナが出られないのは痛い。代わりに入るのはシャビッチだろう。
あいつはボールを持ち過ぎるからなあ。

1999.02.15

1999.02.14　チームオフ、家族とともにリラックスして

（雪上試合なら先発をはずれる可能性があることを伝え聞いて）
まだスパイクもしっくりこないしね。
監督がそういうなら仕方ないでしょう。それなら、それでもいい。
確かに（雪の上では）パスが出るときの感触がつかみにくい。
足の付け根が張る。でも、出番が１５分でも全力を尽くすだけ。
雪の上ではスペインのときと戦術が変わるし、難しいね。
試合中の監督の言葉だけが頼りになるから、言葉が分からない外国人は不利だよ。
試合は１試合だけでないし。１７日だけがリーグ戦じゃない。
その後もサッカーはずっと続くわけだから。
雪の上は僕も初めてだし、パスの出し方も考えちゃうよ。
カミューガ会長は１点取れるって言ったんだよね？　困っちゃうね。

1999.02.15

1999.02.13　雪上での紅白戦後

（ＦＷミクレナスとの２トップで不発、試合も負けて罰走後）
なかなか、いいパスがこない。

1999.02.14

1999.02.12　連日の紅白戦（実戦形式練習）を終えて

（久々の家族との再会に）
離れていると心配も多いからね。ホッとしたよ。
おおげさに騒がないでよ。

（ミクレナスとの２トップについて）
ミクレナスとは最初に英語でポジションが重ならないようにしようとだけ、二言三言しゃべっただけ。それだけでうまくやれた。

1999.02.13

1999.02.11　連日の雪でスケジュールが変更される中での練習を終えて

（ブラジル人ＭＦレナティーニョについて）
ポルトガル語で話したよ。
さっき声をかけたら、小さいころ、おれのプレーをテレビで見たって言っていた。
年の差を感じてショックだね（苦笑）。頑張るしかないね。

（大統領が観戦予定だと聞いて）
大統領が来る？　うれしいね。大統領まできてくれるのなら、頑張らないと。
自分の存在が両国の友好のためになるなら光栄だしね。
そして、１人でもたくさんの人に試合に来てもらいたいね。

（積雪によるマリボロ戦中止について）
すごい雪だし仕方ないよ。間が空いちゃうと良くないと思うし、おれは出たかったんだけどね。スペインのムルシア戦（４日）以来、練習試合に出ていない。あまり間を空けたくないからね。

（１０日の雪の中での練習について）
太股が張っているよ。練習場の雪は解けそうもないね。

（ポーレッチ合宿が結局とりやめになって）
みんなも嫌がっていたからよかった。
こんな雪なら、スペインに残っていた方がよかった（苦笑）。

（積雪で練習試合が中止の連続になることについて）
１３日も中止？　もしそうなったら、ぶっつけ本番でしょ。
４日から試合してないから、１３日は試合をしたかったけど、それでもいいよ。
今はケガをしないように気をつけている。頑張ってやるしかないね。

（ブラジル人選手レナティーニョの加入について）
レナティーニョとは言葉も通じるし、ブラジルの選手とはリズムも合うはず。
楽しみだね。いい選手が来れば練習も充実するからね。

1999.02.12

1999.02.10　対マリボロ戦（練習試合）が中止となりランニング等の通常練習

（夜８時からのクロアチア代表対デンマーク代表をＴＶ観戦して）
やっぱり仲間が出るのはうれしいね。
（雨の影響で）グラウンド状態が最悪に近い中で、Ｃ・ザグレブの選手の動きは良かったと思う。一緒にやるのが楽しみ。

（積雪で対マリボロ戦が中止になり）
（試合を）やりたかったけど、この雪では仕方がない。
確かに雪の上はいろいろと気を配らないといけないし疲れる。
せっかくザグレブに戻って落ち着いたのに…。
１１日はきっと練習だね。しばらく休みはなさそうだなぁ〜。

1999.02.11

1999.02.09　ザグレブで練習再開、午後にメディカルチェック

（メディカルチェックでＧＯサインが出て）
みんなにやせたと言われるけれど（72キロの）体重はそんなに変わらない。引き締まって見えるみたい。今は本当に状態がいいからね。今が一番いい状態だ。

（希望通りの家が見つかって）
広いリビングがあって、あとはベッドルームは狭くてもいい。
家族がずっと住むには狭いけど、１人で住むには十分の広さだ。
いいプレーをするためには、そういうところからしっかりしないといけない。

（雪の上での初めての本格練習後）
この前（ポーレッチ合宿後）はフィジカル面ばかりだったからね。
やっぱりホームの雰囲気は独特でいいね。地元って感じがするよ。
雪の上で練習するのは初めてで、ケガをするのがちょっと怖かったけれど、慣れてからはいい練習ができた。いい汗をかけたよ。
ロビー（プロシネツキ）やコズニクが前線で動かないから、守備に回って大変だったよ。
リーグまでケガに気をつけて体調を上げていくよ。

（１０日の練習試合対マリボル戦に向けて）
プレー中の走り方もいい形になってきた。楽しみだね。

1999.02.11

1999.02.08　ザグレブに戻り、チーム完全オフ中に、筋トレをおこなって

（ホテルのジムで自主トレ後）
少し練習量が足りないと感じていたからね。思い切りやったよ。
飛ばしすぎちゃったよ。

（２月１７日の試合に報道陣が大挙すると聞いて）
本当にそんなに増えるのかな。

（自分で家探しをし、気に入った物件を見つけて）
これから家財道具も取りそろえないと。

（対戦相手の情報分析について）
オレは相手のビデオとか、そんなにじっくり見るタイプじゃない。
クロアチアの他のチームについては、ほとんど情報はないけれど、欲しいとも思わない。

1999.02.09

1999.02.07　移動日（スペイン→ザグレブ）

（新居について）
ホテルは便利だけれど、やはり自分の家の方が落ち着くからね。
サッカーに専念するため、気に入った場所に住みたい。
町の中心とか、にぎやかな所の方が自分に向いている。
１年半、住むのだからフィーリングの合う場所を探したい。

（氷点下１５度を記録するなど厳寒の中での試合について）
今までにないね。あまりイメージも沸いてこないよ.
これからはケガに気をつけて体調を仕上げることが重要だからね。

（新戦力、ブラジル人ＭＦレナティーニョの加入について）
話し相手ができればいいね。

1999.02.08

1999.02.06　スペイン合宿１６日目（最終日）

（スペイン合宿での練習について）
こちらではあまり走らなかったし、ミクレナスも練習が楽だ、と言っていた。
もう少し練習をさせてくれてもよかったけど、でも、こちらはこんな感じのようだ。

（チームが用意している新居について）
まだ見てないけども、家具とか生活用具はちゃんと用意されているのかな。
ホテルだったら掃除しなくて済むし、見て気に入らなかったらどうしよう。

（リーグ再開に向けて）
ポストプレーはこなす自信もある。
１７日に出られなくても、それで終わりじゃないと思っているから（先発に）こだわりはない。でも、それに向かって調整しているのだから、出られればうれしいよね。

（ＰＫを蹴る可能性について）
ＰＫのチャンスがあれば自分からいきたいね。

（元日本代表監督オフト氏の訪問について）
突然だから驚いたよ。
わざわざ会いに来てくれるなんてうれしいよね。

1999.02.07

1999.02.05　スペイン合宿１５日目

（対ＡＧＦアーフス戦を観戦して）
内容的にもよくなかったね。

1999.02.06

1999.02.04　スペイン合宿１４日目

（ムルシア戦の試合後）
相手のマークがきつかったこともあったが、前線と中盤の間が開きすぎた。
あと１５分はやりたかった。ロビー（プロシネツキの愛称）は攻撃の起点だし、もっと一緒にプレーしたかった。
自分自身は運動量もあったし。コンディションがよく、スムーズに動けた。
自分のデキとしては今までで一番良かったんじゃないかな。
（チーム全体として）もう少もう少しテンポよくパスを出してくれるとやりやすいんだけどね。

（ＭＦマリッチのニューキャッスル移籍について）
チャンスをつくってくれるし、チームに欠かせない選手だった。非常に残念だ。

（クロアチアメディアからの「経歴」を聞く質問について）
おおざっぱだね。日本の記者だったらこういうのは前もって調べて来るよね。

（KAZUの祖父がクロアチア大使？といったクロアチアの新聞記者の質問に対して）
そのような話は知らない。確かに祖父はモダンな人で、お茶の販売などでよく海外に行っていたみたいだけれどね。

（ＴＶ番組収録の最後に日本語のメッセージを求められて）
２月１７日の試合（対ムラードスト１２７戦）に向けて頑張ります。

1999.02.05

1999.02.03　スペイン合宿１３日目

（３日午後の練習後）
さすがに、プロシネツキは、足元にいいパスを出してくれる。パスを受ける人間を探してくれるしね。

（ムルシア戦に向けて）
（前回は５２分で交代しており）今度は７０分くらいやりたいね。
ロビー（プロシネツキの愛称）のパスを、どのように受けるかが１つのポイント。楽しみだね。

（ムルシア戦で）ミクレナスと２トップを組むことになる。彼がトップに張ってオレが仕掛けていけば、結果は出せると思う。コンビネーションが取れているし、やりやすい。頑張るよ。

（急遽、アーフスとの練習試合が追加されたことについて）
とにかく目の前の試合に集中する。

（「１３　ＭＩＵＲＡ」について）
１３番も、ＭＩＵＲＡも、どうも違和感がある。
どうも他人のユニフォームのような気がして…。

（この）試合の疲れが少し残っていたのでちょうど良かった。

1999.02.05

1999.02.02　スペイン合宿１２日目

ＧＫに読まれていたけれど、いい所に決まったよ。
同じ方向ばかりじゃ、みんなに笑われると思ったので反対に蹴ったんだ。

（対ブラン戦の前）
先発でも途中からでも自分のサッカーは変わらない。
これ（ブラン戦）に照準を合わせているわけじゃないしね。体はけっこう動けてるよ。

（自らＰＫをとった動きについて）
倒されなければ（流れのまま）１点入っていたと思う。でも、ＰＫを決められて良かった。
（ＰＫでも）これで、日本じゃニュースになるの？
自分でとったもの（ＰＫ）だからね。完全な１点でしょう。

（ファール覚悟のプレースタイルを求められて）
こっちはパス回しのタックルから気合入っているからね。
オレにも、もっとガツガツやれってことでしょ。
あんまり得意じゃないけれど、自分なりに頑張るしかないね。

（試合後）
リーグ再開（17日）は意識せず、ゆっくり調整していきたい。

1999.02.02

1999.02.01　スペイン合宿１１日目

足（左太腿）は練習前に少し温めれば問題ない。
もう、この時期なら監督もリーグ戦を意識しているはず。どんな形でも試合に出られるようしっかり調整していくよ。

1999.02.01

1999.01.30　スペイン合宿９日目

（対スロバキア代表戦延期に伴い、急遽おこなわれた紅白戦でＰＫ２の９０分出場して）
９０分間、体力的にはよく動けたと思うよ。体力的な問題はない。
左太腿裏の痛みも消えたしね。いい感じできているよ。

ＰＫはロビー（プロシネツキ）と同じチームだったら、蹴らしてもらえたかどうか。
今日は流れの中で得点できればよかったけど、ＭＦルカビナやショコタが途中（後半８分）で引っ込んでからは（パスを）出す人間がいなくなってしまったから。流れの中でもう少しボールを出してくれる人がいれば…。
でも自分のスタイルでできるようになってきた。

（得点にはならなかったが）クロスを頭で落としたプレーはいい感じだった。後半の（バー直撃の）シュートも惜しかったが、自分のプレーはできたと思う。

（左太股痛の状態について）
もう治療はしていない。試合前に念のため温めるくらい。
怖いなって思うときは手加減するけどね。

（ミクレナスとのコンビについて）
ミクレナスがセンターフォワードに入って、オレがペナルティーエリア内で勝負するやり方が合っている。

まだ調整途中。試合日程がよく変わるけれど、目の前の１戦を頑張るだけだよ。

（対スロバキア代表戦が延期になったことについて）
中止？　雨じゃしようがないね。少しガッカリしているよ。
みんなは明日（３１日）、休みになったって喜んでいるけれど…。オレは残念だね。

（風邪が蔓延していることについて）
最近はやってきているんだよね。気をつけなきゃ。
大事な時期だから気をつけているよ。

1999.01.30

1999.01.28　スペイン合宿７日目

（対バイキングとの３戦目にしてノーゴール、チームも完敗して）
今日は前で張ろうと試合前から考えていた。センターフォワードは我慢してボールを待たなきゃいけないと思って、ゴール前に張り付いた。でも形にならなかったね。ボールも回ってこなかった。オレにリネカーになれというのか。オレはセンターフォワードじゃないんだ。みんなもっと動いてパスを回していかなきゃ、どうしようもない。今日は、なんかみんな死んでいたね。
こういうこともある。焦ってもしょうがないしね。

（３０日の対スロバキア代表戦で先発出場が濃厚なことについて）
起用は監督が決めること。
自分は焦らずやっていくつもりだが、ミクレナスとのコンビはやりやすいし、お互いの良さが出ると思う。

1999.01.30

1999.01.27　スペイン合宿６日目

（急遽、アリカンテとの練習試合に出場し、２得点したことについて）
人が足りないから、人数合わせで、ベンチに座っていればいい、と言われて宿舎を出たんだ。まさか出場するとはね。スパイクを持って行ってよかったよ。今日は出ないと思っていた。でもハーフタイムに突然行け、って言われて、慌ててテーピングしたんだ。もう急だったから、ミクレナスとお互いに動きが重ならないようにしよう、とだけ話した。

後半から（ピッチに）入っても、最初からスペースを使ってよく動けたと思う。

（１点目について）
理想的な速攻だったね。ミクレナスとの打ち合わせ通り、互いにクロスする動きができたよ。

（２点目のＰＫを蹴ったことについて）
ボールに近い位置にいたからね。ブラジルなら、３人はボールを取りに行くだろう。でも、ここはだれも行かないんだ。他に蹴りたいってヤツがいなかったので、それで、「オレが蹴ってもいいの？」って言ったら、みんながいいと言うからね。

でも、ミクレナスが抜けたころから攻め込まれた。自分でも納得いかないトラップミスもあったね。後半にクロスが上がったのに、うまく左足で合わせられなかった。あれが悔しい。
この１年、取れなかったけど、天皇杯のころから流れがよくなった。でも、そのうち決まらなくなるものだ。その時が大事だよ。この調子でリーグ戦に入りたい。

（宿泊場所がカジノの近くであることについて）
ブラジルではこんなことはなかったし、イタリアではカジノの近くに泊まったことがなかったからね。僕はルールもよく分からないし、賭け事は嫌いなんだけれどね。

（２８日の対バイキング戦に向けて）
ブラジルでは紅白戦や練習試合は調整の一環だったけれど、こっちは評価の対象になるから。
バイキングはガツガツ守備にくるチームだと聞いてる。
確かにケガには気をつけるが、頑張らないとね。

（２７日は午前中軽く練習、午後はオフになったことについて）
みんな疲れがたまってきているみたいだから、軽い練習になったようだね。
昨日、今日は体をほぐした程度。でも、その前（紅白戦）は動けたからね。

1999.01.30

1999.01.25　スペイン合宿４日目

（紅白戦後半出場で２ゴールをあげて）
２点とも狙い通り。自分にとって、このチームで一番最初の１１人対１１人の試合で結果を出せたのはうれしい。見せ場もつくれたしね。
４回シュートチャンスがあって２点ならいいでしょう。嬉しい。
１点目はマリッチと目が合って、来るな、と思って相手の裏に出た。２点目もいい感じで打てた。でももう１点は取れたはず。
このチームは動かなくてもボールが出てくるからいい。
結構パスが出たし、得点しそうな場面に何度か絡めたのは良かった。
僕の役割は得点に絡むこと。まだ７０％の状態。
じっくりいくから、あんまり騒がないでよ。こちらの人間の前では「これぐらいが当たり前だよ」みたいな顔をしないとね。これくらいで騒がれると困るよ。
でも、ポジションはどこでもいい。こだわりはない。試合に出ることが先決だよ。

（紅白戦後半出場で２ゴールをあげて）
出ればこれぐらいできるのは分かっていたけど、志願して出たから点が取れて良かった。
４回チャンスがあって２点だからね。
コンディションは７割くらいまで戻った。ポジションはどこでもいい。
とにかく（２８日の対バイキング戦の）試合に出たいね。

（午前練習でＰＫ練習を控えるように言われて）
まだ６割くらいの力で蹴っているんだけど…。
シュートは力じゃない。ジーコだってそう言ってるだろ。

（久しぶりにボールを使った練習に合流して）
久しぶりにボールを蹴れていい気持ちだよ。ほんと嬉しい。
用心しながら蹴っていたら、力が抜けて、いつもよりいいシュートだった。

1999.01.25

1999.01.24　スペイン合宿３日目

（トルシエ監督の発言に対して）
クロアチアリーグのレベルがそんなに低いと思っているのか。実際にこっちに来て見てほしい。

（クロアチア語の会話習得について）
実戦に必要な最低限の言葉は覚えないといけない。クロアチア語は難しいね。

（コテージからホテルへの引っ越しについて）
今まで５人部屋なのにカギが１つしかなくて、不便なことも多かった。
ユーリ（ユリッチ）のいびきもうるさかったしね。

1999.01.24

1999.01.23　スペイン合宿２日目

（１０日ぶりにボールを使った練習を終えて）
きつい練習だよ。
全力でやると、まだ足が怖い気もするけれど、こんなにボールを蹴るのは久々だからね。
このチームのつなぐサッカーは、ボールを大きく蹴ってばかりのジェノアよりも自分に合っている。スピード感もあるしね。早くみんなとやりたいよ。

1999.01.24

1999.01.22　スペイン合宿初日

（たびたびザイエック監督から自重する声をかけられることについて）
オレって、何かイライラしているみたいに見えるのかな。
そんな気持ちは全然ないよ。

（スペイン合宿初日に別メニューということについて）
なかなか監督が合流させてくれなくてね。大事に、大事に、ということなんだろう。
左足（の張り）はまだ完ぺきという状態ではないしね。
ずっとランニングだけだったからきつかった。太股の裏が突っ張るような感じがした。
開幕まで時間があるから焦らずやるしかないよ。

（トルシエ監督の代表候補発言を聞いて）
日本人として代表監督に興味を持ってもらえるのはうれしい。今はクロアチア・リーグに集中するのが先決だけど、これまで通り自信を持ってやる。
（でも）ベンチのときもあれば、先発で出るときもある。こちらからは何とも言えない。
（代表に）招集された場合は、チームと相談だね。
クロアチアは日本から遠い。ヒデ（中田）もそうだけど、ヨーロッパから日本に戻って試合というのは簡単じゃない。代表なら親善試合ではなく、公式戦に出たいね。
とにかく頑張るだけ。レギュラーを取って、クロアチア・リーグに集中したい。

1999.01.22

1999.01.21　２１日午後、スペイン合宿へ出発

（２２日からのスペイン合宿に向けて）
足の不安はない。
慎重過ぎるくらい体を休ませたから、いまは早く試合をやりたい。
この合宿からペースを上げるつもりだし、試合も楽しみ。

1999.01.21

1999.01.20　ザグレブでの練習３日目

（スペイン合宿に向けて）
２日くらい前から足はもう何ともなかった。監督が大丈夫と言ってくれたのはうれしいね。練習試合の詳しい日程は聞いていないが、どんな相手とやるのか楽しみだね。
時間がないね。やるよ。

1999.01.21

1999.01.19　「天皇誕生日祝賀レセプション」に出席して

（「天皇誕生日祝賀レセプション」に招待されて）
こういう場に呼ばれ、光栄というしかありません。
たくさんの日本人がクロアチアに来るよう頑張ります。

1999.01.20

1999.01.19　ザグレブでの練習２日目

（クロアチアと日本をつなぐ活躍が望まれて）
うれしいこと。クロアチアのよさが伝わるように頑張る。

1999.01.19

1999.01.18　ザグレブでの練習再開初日

（足の具合について）
かなり、左足の張りはひいてきている。

（別メニュー調整について）
早くみんなと一緒にやりたいけれど、焦る時期ではない。
足は、自分では大丈夫だと思うし、（スペインでペースを上げるという）監督の考えに従うだけ。

（日本でクロアチアリーグの放映がなされるかもしれないことについて）
クロアチアの素晴らしいサッカーを少しでも多くの人に知ってほしい。

1999.01.18

1999.01.17　１７日のオフ日にも両太腿裏の治療を受けて

（１８日の合流を見送ることについて）
周りが紅白戦とかをやっているから、自分もと思うけれど、焦っても仕方ない。
治療システムもしっかりしているし、じっくりやる。

1999.01.17

1999.01.16　合宿６日目（ポーレッチ合宿終了→ザグレブへ帰郷）

（３日間連続の別メニュー練習について）
左太腿裏の張りがなかなか取れない。
休養期間が短かったからね。
監督からは（調整に）ブレーキをかけろとも言われていたし、スペイン合宿（21日出発）からペースを上げていく。

1999.01.16

1999.01.15　合宿５日目

（前日に続いての別メニュー練習について）
まだお尻の後ろあたりの張りがひかないんだ。

（川口、名波、岡野の海外移籍を視野に入れた動きについて）
（名波の渡仏に対して）今２６歳で年齢的にギリギリなんて言ったら、３１歳のオレはどうなるの。ぜひ頑張ってほしいよ。
（川口の紅白戦でのプレーに対して）素晴らしいこと。

契約となると話は別。
保険とか、細部にわたって調査することが大切。調子がいい時はいいけれど、悪くなって試合に出られなくなる時のことも考えないと…。起用法も含めて話し合い、細かい面までしっかりとした契約書を結ばないといけない。
オレの場合、オファーを受けてからトントン拍子で話が進んだ。それも代理人がいたから。本気で海外移籍を考えるなら、代理人を立てて交渉を進めないとね。

（財前や松原の移籍話について）
実現性はどの程度？　オレの影響もあるのかな？
財前もいい選手だからね。
交渉がまとまれば２人はこっちに来るんだろ。楽しみだよね。
次につなげるためにも頑張らないといけないね。

（前園の移籍話について）
ゾノの力ならクロアチアでも大丈夫なはず。
（移籍が決まれば）いいことだと思う。本人のためにも、いい結論が出てほしいね。

1999.01.15

1999.01.14　合宿４日目

（別メニューでの調整について）
足がパンパンに張った状態なので、監督に伝えたら、休んでもいいというんでね。
勝負は（２１日からの）スペイン合宿だろう。
その前に（ここで）つぶれちゃまずいからね。ゆっくり休むよ。

1999.01.15

1999.01.13　合宿３日目

（ひたすらランニングといった練習を終えて）
疲れたね。体力をつけるために、やってるんだろ。日本でも走るだけの練習も、やらないことはないけど。
とにかく今は慣れるのが一番。そのうち、居残り練習でシュート練習をさせてもらうかもしれない。
時間がたてば（自分の）いいところも出てくるはず。

（午後のミニゲームで勝利して）
ポジション争いもあるし、こういうゲームでも勝ちにこだわるね。

（ミニゲーム勝利後、記念撮影したことについて）
勝った記念だよ。もちろんジョークだけれどね。
（でも）こういったあたりもメリハリがきいていていいよね。

（ポーレッチ合宿後のスペイン合宿について）
本格的なミーティングはラマンガだと思う。試合があることも聞いている。
このチームの選手は技術が高いし、足が速く、高さがあり、体格もいい。特にＦＷは人数も多いからね。頑張らないと。

（新しいニックネーム「ミキ」について）
ミウラの「ミ」とカズの頭文字の「Ｋ」から、「ミキ」と呼ぶみたい。
その人によって発音しやすい言葉で呼ぶんじゃないかな。カズの方がいいけど。

（ユニホームの背中が「ＭＩＵＲＡ」となることについて）
ＫＡＺＵがよかったけれど、この国では愛称が背中に入ることは少ないらしいので仕方ない。

（クロアチアの選手の印象について）
こっちの選手はスピードもあるし、ゴツイね。裸になるとすごい体してるよ。

（フランスＷ杯のことで質問されているが…）
１０日前に帰されたから監督とけんかしたと思われてるみたい。こっち（クロアチア）ではしょっちゅうあることだし…。でもそうじゃないんだってことを言いたいんだけどね。

（新しく入ったＦＷミクレナスについて）
彼はセンターＦＷだろ。僕とは違う。

1999.01.15

1999.01.12　合宿２日目

（ユリッチとのコミュニケーションについて）
心強いね。ドブロ（よいの意）という、こちらの言葉も教わった。
これからはクロアチア語も少しずつ教えてもらうつもり。

（初めてのミニゲームについて）
疲れたけど、楽しかった。面白かった。いい練習ができたよ。
違和感もなかったしね。チームメイトともうまくやってるしね。
得点？　いいスタートを消えてよかったと思っているよ。
ピッチに立ったら、どんな環境でも一生懸命やるだけだからね。それにしても疲れた（笑）。

1999.01.15

1999.01.11　練習初日、午後ポーレッチへ移動して合宿開始（初日）

（新しいジャージを渡されて）
やっぱり、チームのジャージを着ると、身がしき締まるね。ちょとブカブカするけど、
もうユニホームもできていたよ。

（ユニの背中が「ＫＡＺＵ」ではなく「ＭＩＵＲＡ」だということについて）
やっぱり「ＫＡＺＵ」がいいから、チームともう１度話してみるよ。

（８日ぶりの汗を流して）
期待されているのが分かっているから、最初からがんばりたい。
どんなチームでも自分をアピールしなければいけないんだ。

（約４時間半のバス移動について）
大丈夫。ブラジルではもっと長い時間のバス移動がザラだったんだから。

（前日の紅白戦練習の印象について）
欧州のトップチームだけに、レベルが高い。
チームの雰囲気？　すごくいいんじゃないかな。

1999.01.15

1999.01.10　ザグレブに到着し、空港からクラブへ直行して

（初日の紅白戦を見学して）
今日が練習初日でしょ。いきなり紅白戦とはすごいね。
いよいよって感じだね。みんなが期待しているのが分かる。グラウンドで結果を出さなきゃね。

（ザグレブという町について）
こっちは寒いの？　地味な町だね。

1999.01.15

1999.01.09　クロアチアへ旅立つ成田空港にて

（９日出発日当日の朝食がお餅だったことについて）
後かたづけが簡単だＫらね。

（良太くんとのことについて）
こういう仕事をしてるからしょうがないけど、子供にはかわいそうだよね。

（自宅を出る際）
特別なことはない。いつもと変わらないよ。

（イタリア・中田について）
ヒデとは向こうに行ってからぜひ話がしたい。どことの対戦でもいいからペルージャの試合も見てみたいね。

（クロアチアへ旅立つにあたって）
日本を背負うというプレッシャーはない。
楽しみ半分、不安半分。
１試合でも多く試合に出て優勝できたらいいよね。（一時帰国する）５月までを（充実させて）短くしたいね。

クロアチアでは、他人の評価がどうよりも、
自分の心の中にあるチャンピオンベルトを取り戻してきたい。